ビジネスの成否を分ける「一点」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

「企業(事業)の目的は、顧客の創造だ」

これは、ピーター・ドラッカーの有名な言葉です。

私自身、何千回もこの言葉に触れてきた気がします。

ただ、恥ずかしながら、最近ようやく、

実感を持ってこの言葉の「意味」に気づけた気がします。

 

様々なビジネスや事業の現場に立ち、

観察したり、体感したりする中でわかったのはやはり、

「顧客を創造できているビジネス(人)だけが、成功している」

ということ。

顧客とは、単に「買ってくれる人」ではありません。

顧客とは、「ファン」です。

顧客という言葉を辞書で引くと、

「得意客」「ひいきにしてくれるお客」

という意味が出てきます。

Customer、顧客とはまさに、自分の、自分のビジネスの

「ファン」に他なりません。

 

ビジネスや事業が失敗する時、

「資金繰りが滞り、、」
「組織内の人間関係が悪くなって、、」
「競合にお客さんを取られて、、」

・・などなど、

いろいろな理由が上がります。

けど、もっと本質に、ダイレクトに目を向けると、結局は

「顧客(ファン)を創れなかった」

ということに他なりません。

顧客(ファン)がいれば、資金繰りに苦しむこともなく、

仮に内紛が起きていても、事業は続けられます。

つまり、顧客とは、ビジネスにおいて、

人、モノ、お金、情報といったよく言われる資源を超える、

何より重要な大前提となるものです。

 

思考の焦点を、ダイレクトに「顧客の創造」に向けると、

何かが変わってくる気がします。

「この商品、サービスを、誰よりも、猛烈に欲しがってくれるのは、どんな人たちだろう?」
「その人たちは、どこにいて、どんな行動をしているのだろう?」
「どんな価値を提案すれば、購買したいと思ってくれるだろう?」
「どうすれば、継続的に良い関係を築ける真のファンになってくれるだろう?」

こういったことに「焦点」(Focus)を向けることで、

その他の瑣末な内紛、業務、事業計画資料といったものよりも、

はるかに重要なヒントが見えてきます。

逆に、ビジネスが上手くいかないパターンとは、

この「顧客の創造」に対する熱意、熟考、行動が足りていない、

ということに他なりません。

 

猛烈に、自戒の念もこめて。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
コメントは利用できません。

お問い合わせ

お問い合わせはこちら