ある破天荒なベンチャー集団

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先日、日曜の「情熱大陸」で株式会社チームラボという会社の猪子寿之社長が特集されていた。
あまり、この会社のことは詳しくなかったが、一言で言うと、「こういうのを本当のベンチャー企業/集団」というんだろうな、という感じ。
日本の「ベンチャー」には、ベンチャーと言いながら大企業とのつながりの商売やこれまでの常識的な商売から抜けられていないところも多い。

ところがこのチームラボ、デジタルクリエイター集団としてとにかく破天荒、先進的な仕事をすることにフォーカスしている。「ホットグループ」そのまま。

各々 のプロジェクトの「意義」「事業性」はどうなのか分からないけど(かなり怪しい?)、自分たちの感性やメッセージを率直に、ダイレクトに表現している。見 てて清々しい。大企業や政治家の「あとづけ」論理にも全く関心がない。経営陣が東大や東工大の理系卒ばかりというところも、その頭脳的な社風の源泉か。

気になってホームページを見てみて、さらに特に感心したことがある。
会社案内の「自社紹介」のメッセージ欄にある、下記3つの思い
■新・マーケティング原点主義
■国家戦略としての文化
■情報革命の本質

http://www.team-lab.com/about/marketing/

今となってはさほど珍しいことでもないことが熱く、語られている。
感心するのは、その文末署名にいずれも「2001年6月 チームラボ代表 猪子寿之」とあること。
そう、10年以上前の創業時に学校を卒業して間もない彼らが記した思い、なのだろう。

時代やテクノロジーの本質を捕まえる洞察力、そして自分たちの「思い」をまわりになんと言われようとも研ぎすまして形にして、成長していくという起業家精神。

今の日本社会が、若者が、ビジネスマンが、彼らの姿勢から学べることは多い。

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