「人を活かす」上司の素晴らしさ

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「プロフェッショナル 仕事の流儀」を観た。

駅弁販売 営業所長・三浦由紀江さんの特集。

http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0820/index.html

21歳で結婚、44歳まで、3名の子供を育てた元専業主婦。

その後、パートで駅弁の販売の仕事を始め、活躍が認められ社員に登用。さらに、5年前に社長直々に「販売不振の大宮営業所の立て直し」を要請され、所長に就任したという。パート出身者が所長に抜擢される異例の人事。

元々は、心から楽しんでやっていた仕事。しかし、突然の所長就任で、思うように組織や人を「動かせず」、ストレスの極限に達したという。

それを救ったのが、パート時代の元上司の言葉をきっかけとした、意識転換。

「自分の得意なことから始める」

苦手なPCを使ったデータ管理、部下を叱責して動かそうとすること・・・などなどいつしか「苦手な事(弱み)」にばかり時間をかけていた。

「自分の強みであり、何より得意なことである『販売』に力をいれる。PCでのデータ処理など不得手なことは、部下に頭を下げてでもサポートしてもらう。」と発想を転換。それをきっかけに業績がぐんぐん上がり、店舗売上げもなんと10億円を突破した。

部下に対しても、いつしか、自分の子供と同様に「強いところを引き出してあげよう」という思いを持てるようになったことで、「所長としてやっていける」と自信と確信を得たという。子育ても、マネジメントも「強みを活かして、引き出してあげる」という意味では全く同じと気づいたとのこと。

さらに、パートの方に重要な仕入れ業務を任せるなど、斬新なマネジメント手法を導入し、成果を上げている。

三浦さんの例から、成果をあげるマネ−ジャーの基本原則について、改めて気づきを得る事ができる。

①まず、自分自身が最も貢献できる「強み」に集中する(「セルフ・マネジメント」)

②同時に、部下の強みを引き出し、伸ばす

③部下にやりがいのある責任と役割を与え、成果を上げさせ、褒めて伸ばす

一般には多くの組織が「部下のモチベーションが上がらない」「やらされ感が蔓延している」といった問題を抱えている。その問題の殆どが「機械」的に人を見てマネジメントしていることに起因する。

三浦さんのように、組織とは「人」の集まりであり、その「人」が強みを発揮していきいきと貢献をすることを最大のテーマとしている方というのは、間違いなく組織を「生命」としてとらえて、向き合っている。「子供に接するように」と感じることができるのが、組織を生命として見て育んでいる証拠。

番組の最後に、今ひとつ成長しきれていない部下に「弁当商品開発」という重要なミッションを与え、結果として成功させるシーンはとても印象に残った。部下も、すごく良い顔をしている。仕事を通じて生き甲斐、働きがいを実感できた、そんな顔だ。それを見守る三浦さんも、これまたすごく良い顔。

日本の職場、日本の上司もまだまだ捨てたものではない。

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