営利企業と非営利組織の「長所」を一つにする経営

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最近、教育機関、医療関連機関、NPOなどいわゆる「非営利組織」のマネジメントを支援するお仕事も関わらせていただいています。当然、まだ「営利企業」に関する仕事が多いのですが、この両方の形態の「違い」が明確なようで、不明確。このブログで整理してみたいと思います。

まず、営利、非営利企業の「共通点」とは何でしょうか。

我が師、ドラッカーは、このように述べます。

「企業、政府機関、NPO(非営利組織)のいずれであれ、マネジメントの定義は一つしかありえない。それは、人をして何かを生みださせることである。」
(「プロフェッショナルの条件」より)

確かに、これは間違いなく共通点。どちらの形態のマネジメントでも、共通しているのは、そこに集まる人が「協働して何かを生みだせる」状態を作り出す事がマネジメントの目的です。生みださなければ、人のコスト、時間を上回る価値が生めません。

では、相違点というか違いとして出やすい点は何でしょうか。それぞれのメリット、デメリットから考えてみます。

営利組織

(メリット)
・利益をあげ、株主に還元するなどして、「富」を継続的に拡大していくことができる
・コスト管理を徹底する意識が根付きやすい

(デメリット)
・いわゆる「金儲け」主義に走りやすい(利益の為に、という意識がですぎる)
・使命感や事業目的がいつしか薄れやすい(給与や、昇進、人間関係を意識して働く人が増えやすい)

非営利組織

(メリット)
・なんといっても、「ミッション」ドリブン。使命感や目的を共有しやすい
・不当な金儲け主義や過度な成長路線と一戦を画し、目の前の顧客や仕事を大切にしやすい

(デメリット)
・事業を拡大・発展して行く戦略がない場合が多い
・コスト意識が曖昧になり、無駄な仕事や時間が生まれやすい

ざっくりとは、こんな感じでしょうか。
一般には、このような違いが認識されやすい。

しかしおそらく、最近の「先進企業」のトレンドは、この両者のメリットが融合された形のようです。

■高度に「ミッションドリブン」で(社会的な目的を前面に出して)
■社員にも社会的ビジョンが明確に共有されていて
■戦略的にも発展性があり
■当然、コスト意識も徹底して、利益の確保に対しても厳格

Facebook、グーグル、エバーノート、ザッポスなどの米国の成長/注目企業もそのような意識が明確ですし、日本企業でも注目を浴びている会社(ベンチャー、大企業とも)は、社会性と営利性が両立されています。

「営利企業」「非営利組織」と分けるのではなく、その両者のメリットを融合させていくことが、「真に持続的な」会社をつくる鍵といえそうです。自分も、どちらの形態の組織と関わるときも、この「融合型」のスタンスでお手伝いしていくようにしたいです。

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