仕事のできる「クリエイティブ・ワーカー」に共通していること

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このブログでも、最近「平成進化論」の鮒谷周史さん、「ゼロ秒思考」で話題の赤羽雄二さん、「営業コンサルタント」として名高い高橋浩一さんなど、最近お会いした仕事のできるクリエイティブ・ワーカーのことを書かせていただきました。

どなたも、「情報」「知識」「知恵」を武器に、戦略策定や個人のコーチングなど、第一線で大活躍されている方ばかり。著書も複数おありです。

その中で、仕事のできる人のワークスタイルで大きく共通している点が2つあると感じました。

① パソコンで無駄な(見栄え重視の)資料を極力作らない
② ホワイトボードを活用する

特に、鮒谷さんは、①を徹底されています。とにかく究極の知識労働者らしく、思考を深め、アイディアを生みだすことに集中されるので、「パソコンは極力触らない」とのこと。「パソコンに触った途端、思考の質が低下する」というお言葉はまさに至言。

たしかに、パソコンで一生懸命資料を作っていると「仕事している」気になってしまいますが、一番大事なのは「思考の深堀り」ですね。資料3割、思考7割くらいのバランスが最適なのでしょうね。

赤羽さんや高橋さんは、①もそうですが、特に②を強調。戦略立案、問題解決、企画の会議では、必ずホワイトボードを活用するとのこと。その場で課題やその解決策、を整理するのに重宝されているようです。私も、会議ではほぼ必ず、ホワイトボードを使うようにしています。

タブレットやPCの機能が進化しているので「いまさらホワイトード?」と思う人も多いかもしれません。しかし、間違いなくクリエイティブな仕事をしている人は「尋常じゃない程」ホワイトボードをむちゃくちゃ重視しています。実際、上記のお2人のお話を聞くと、ホワイトボードへのこだわりが半端ないです。

ホワイトボードの効用って何かな?と考えると、

・その場にいる人間の思考やアイディアを「可視化」できる (発言のつながり、因果関係、課題の構造などが見えてくる)
・議論が「ネガティブ」になりにくい (なぜか、文字や図として形になると、前向き/建設的になる)
・会議の内容を「積み上げ」られる。次の会議を建設的に計画できる。 (お題や宿題、担当者、期限などが明確になる)
・その場で書き、写真にとり、印刷できる。「速い」。

などでしょうか。

まさに、「知識労働」の時代に、人間の思考力と協働力いうむちゃくちゃ「貴重」な労働資源を最大限に活かす為に不可欠なツールです。

もちろん、ホワイトボードの前に立ち、議論を整理・推進して行くには技能も必要です。それは何かな?と考え、整理すると、

・まず、リーダーシップ (ボードの前に立った瞬間に、場をリードする覚悟と主体性が求められる)
・論理的思考力 (いわゆるMECEに、構造的に整理する力が必要)
・ファシリテーション力(場にいるメンバーの想いや意見をどんどん引き出す力が必要)
・デザイン力 (単にロジカルなだけでなく、異なる要素から「つながり」を発見したり、新しいアイディアの融合を「創発」したりする力があるとよい)

クリエイティブ・ワークの時代に必須のホワイトボード。 自分も改めて、このツールの活用のしかたを学びなおして(関連書籍も発注しました)、戦略立案や企画など、知識労働の生産性をバンバン高めて行きたいと思います。

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