「集中力」を高めるには

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仕事の生産性を考えると、気になるのが、やはり「集中力」。
今日は、この「集中力」について、自分の関心の向かうままに調べながら書いてみたいと思います。

自分で独立して仕事をしていて感じるのは、集中力を自分自身で工夫して高めていかなければ、ずるずると日々の労働の生産性が下がってしまう、ということ。
会社のように勤務時間も締め切りなども殆ど決まっていないので、当然です。

まわりでも、やはり結果を出している人は「集中のしかた」がとても上手。

集中力とは、単に物事を中断せずに長く続ける、ということではなく、自分という人間が発する「エネルギー」を何に対して、どれくらい重点的に投下できるか、ということ。すなわち、集中力を高めるためには、

① 自分の貴重なエネルギーをどの対象に向けるか (What)
② いかにして、エネルギーの放出量を高めるか (How)

の2点が考えるべきテーマです。

① の「What」についてはどうでしょう。これは、もちろん
・自分の願望、興味、関心と合致する分野
・自分の強みが発揮できる分野
・没頭、没入できる分野
になるべく、対象をセットすることが大事なようです。もちろん、全てが自分がやりたいことばかりではないです。特に仕事などは。それでも、まずは自分がやりたい、やってみたいことにエネルギーをフル回転で使う事で、それ以外の気乗りしないことまでも「波に乗って」一気に片付けられた、という経験は誰にでもあると思います

② の「How」については、書籍や記事でも多くの人が持論を語っています。大きくは、「精神面」と「体調面」の方法論がありそうです。以下、どのようにして集中状態を高めるか、の方法についてです。

■ 精神的に安定する
・瞑想をして、雑念、不安、いらだちを解消する。「いま、ここ」に意識を向ける。
・まず掃除をし、物理的な「散乱状態」を解消して気持ちをスッキリさせる。
・一つのことに集中する、「マルチタスク」を行なわない。
・時間を区切る。
・小さい成功(小さい習慣として継続していることなど)を積み上げる。
■ 体調を整える
・睡眠を最低6〜7時間しっかりとる
・食事、入浴など基本的な健康管理の習慣を積み上げる
・集中とリラックスの時間を両方適度にミックスする

「マルチタスク」を避けるべき、ということは母校ドラッカー・スクールのジェレミー・ハンター教授も強調しています。「会議をしながらメールを見る」「電話をしながらものを書く」など現代人お得意の「マルチタスク」は実は集中力と仕事の生産性を著しく低下させていると言います。

また、最後の「集中とリラックスの時間を適度にミックスする」というのも多くの実践者が指摘しています。2011年の日経新聞に、アニメ演出家の須永浩子さんに関する記事が出ていました。抜粋します。

「アニメ演出家の須永浩子さんは約30年間も、机の前で1日12時間過ごしてきた。作画監督やデザイン、脚本に携わった作品は『ポケットモンスター』『ケロロ軍曹』など200以上に及ぶ。須永さんは「集中には3つの質がある」と語る。1日を3つに分けて4時間ずつ、集中力を「中」「低」「高」の順にペース配分しているという。
朝の4時間はルーティンワークなどを「中程度」の集中力で、ややスピードアップしてこなす。昼の4時間はメールのチェックや机の片付け、仲間とのおしゃべりなどリラックスして仕事。そして、夕方の4時間は一気に集中力を高め、最も重要でクリエイティブな作業に没頭する。」

このように、一日の仕事の時間を、集中力の強度に応じて分けていくことで、勝負どころの集中力と生産性が一気に高まって行く、ということのようです。

最後に、自戒の念を込めて、集中力が高まらないときに「やってはいけない」と自分が実感していることをあげます。

■ 集中できないからイライラしてつい「食べる」
■ テレビやネットサーフィンなどの目的のない娯楽に時間を使う

これらをやってしまうとますます集中状態から遠のいてしまいます。皆さんも経験ありませんか。

自分でも書きながら「集中力」について整理ができました。
明日から、さらに「集中力」を意識して生活したいと思います。

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