「良い仕事って一体何だろう」と考えてみる

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7月6日(日)。

カナエール夢スピーチコンテスト横浜開催。

カナエール0706

前週の東京会場に続き、横浜にも多くの人が来場。

児童養護施設で育ち、進学に挑戦し、夢に向かって生きる若者達のスピーチを聞きながら、「良い仕事って一体何だろう」と自分に問いかけた。

あまりにシンプルすぎる問い。けど、忙しい日々の中でなかなか向き合う事が出来ていなかった問い。

その場で考えた自分の結論は、

「一人でも多くの人に、生きる希望を与えられる仕事が尊い仕事」

ということ。

なぜそう思ったのか。

児童養護施設出身の子供達のスピーチの中には、様々な仕事をする大人達が登場する。そのいずれの人も、若者達に「希望」を与えるような仕事をしていることに気付いたから。

児童養護施設の職員さんの温かい一言が、絶望の縁に立つ子供達を救う事がある。児童相談所の職員さんや、警察官の行動が、子供に再び生きる希望を与える事もある。

また、今回のスピーチの為に、子供達が「夢」だと語った職業についている人たちにインタビューした映像が流されるのだが、そこで「建築士さん」「保育士さん」「歯科衛生士さん」たちが語る「仕事にかける想い」が素晴らしかった。職種は違っても、いずれも「誰かに生きる希望を与えている」と間違いなく言える仕事をされている方ばかり。

そして、カナエールプロジェクトを推進するNPO法人ブリッジ・フォー・スマイルの仕事は、まさに希望を生みだし、広めていく仕事。そこに関わる多くのプロフェッショナルやボランティアスタッフも、その希望づくりに貢献している。

さらに、テレビのアナウンサーがスピーチ作成を支援する。映像や音楽面で支えてくれる人達がいる。それ以外にも、多くの人達が一つのプロジェクトに貢献して、「希望」「夢」を生みだし、支えるのに貢献している。

このような現実を身近で見て、「一人でも多くの人に希望を与えられる仕事が良い仕事なんだ」と改めて思った。それは、ほぼどのような職種でも実現できることではあるけれど、その仕事につく人の考え方次第とも言える。コンサルタントでも、建築士さんでも、学校の先生でも、銀行員でも、「希望を与える」働き方もできるし、そうでない働き方もできてしまう。

自分は、多くの人に希望を与える働き方ができているか?

改めて自分に問う事で大切なヒントを得る事ができた気がする。

最後に、建築士を目指す若者が壇上でこう言った。

「自分はこれまで(親からの)大きな愛情を受けることはできなかったかもしれない。でも、(沢山の人から)小さな愛情をいっぱいもらってきた。感謝しています。」

この言葉は忘れられない。多くの希望を与える仕事をする大人達がいたから、今日この言葉を聞けた。その人達に感謝したいと強く想いました。

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