「カウンセリング」の考え方から学ぶこと

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今、自分の知識習得の為に、「心理学/カウンセリング」の講座に毎月1回通っています(横浜駅周辺の会場にて)。

まわりは、今後カウンセリングの仕事をされる予定の方(あるいは、既にされている方)が大半で、経営コンサルティングやビジネスをしている人間は、ほぼ私だけ。

普段あまり接する事がない、主婦の方や、かなり高齢な方も参加されていて、普段と違う刺激や知恵をもらえる場です。

前回は、土曜でした。テーマは、「ストレスコーピング」。
講師は、僧侶でもある、三橋尚伸先生でした。

僧侶というお仕事からも分かるように、三橋先生は、「人間の本質」という視点から「カウンセリング」という仕事に向き合っているように感じました。

軽妙な語り口の中に、深い人間洞察に基づいた鋭い指摘やコメントが多々ありました。

「一般的にカウンセリングで習う『傾聴』を、ひたすら相手の言葉を待って聞く、と思っている人が多い。そうではなく、こちらから積極的に聞き出してあげないと、相手からは引き出されてこない。自分個人の好奇心からではなく、相手を支援したいと強く思うのなら、引き出す為に深く入りこむことも大切。」

というメッセージや、

「『この質問をしたら、相手がいやかもしれない』などと、心配しすぎてはだめ。その問いに答えるか、答えないか、決めるのは相手。あなたではない。あなたは、まず聞く必要があると思えば、勇気をもって聞くことが大切。」

といったアドバイスも。

単に「職業スキル」としてカウンセリングをとらえている人からは、なかなか出てこない言葉です。
「真剣」に相手に向き合うからこそ、プロとして結果を出す為に、伝えるべき事、聞くべき事は勇気をもって実行する。これは、組織の中でコンサルティングをするときも、また経営に関するコーチングをするときも全く一緒だと思いました。また、上長として部下を引っ張っていくときにも、考え方は一緒だと思います。

一見あまり関わりがないような、このような「心理/カウンセリング」の考え方が、経営にもとても役立つことを再認識しています。プライベートの悩みや葛藤と、普段の仕事のパフォーマンスが関係しないわけはないですから。

日々、学ぶべき、学びたいことがどんどん増えていきます。

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