「上手いけど、こわくない」
そんな風に言われるサッカーチームがあります。
パスはすごく巧みにまわすし、一人一人も上手いのだけど、何かが足りない。
何が足りないのか。
それは、
「ゴールに向かう、強固な意思」
です。
特に、かつての日本代表のサッカーチームがよく言われました。
「ゴール近くのペナルティエリア付近までのパスまわしは一流」
けれど、
「俺がゴールを奪う」
「お前は、このボールを受けて、ゴールに向かえ」
という意思のこもったプレーがない。
だから、ボールを沢山まわしているんだけど、
「迫ってくる怖さがない」
ということです。
企業の打合せでも、同じような状況がよくあります。
「これをやってみます」
「こんな施策を売ってみます」
「こんなイベントに出展します」
と言っているけれど、肝心な
「その先に、御客様からの契約をどのようにいただくつもりか」
という意思を感じられない、という状況です。
ドラッカーも言うように、会社の目的は「顧客の創造」。
自社の商品を気に入ってくれて、ファンになってくれて、支えてくれる顧客を創り続ける事で、事業は健全に成長します。
どの職場でも、(私自身も)、時に立ち止まって考えてみるのがよいかもしれません。
「このパス回しの先に、どのようなシュートを決めたいのか?」
そう問いかける事で、
ゴールにぐっと近づいたプレーができるようになると思います。
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