ドラッカーとアドラー

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今週水曜は、有り難いことに定例になりつつある、アドラー心理学の専門方の方々との勉強会(と懇親会)。

今回も馬車道オフィスにお越しいただいたのは、アドラーシニアカウンセラーであり、日本支援助言士協会の理事長である鶴田恵美子先生と、ミネソタのアドラースクールを卒業されたばかりのアドラー心理学専門家であり、書籍も複数出版予定の梶野真さん。

鶴田先生が到着される前、私のオフィスにて、梶野さんといろいろな意見交換、情報交換。

梶野さん2

私は、経営大学院のドラッカー・スクール、梶野さんは心理大学院のアドラー・スクールの卒業生。
考えてみれば、面白い組み合わせです(笑)。
たまたま年齢も一緒ということで、気兼ねなく話すことができます。

また、これもたまたま、同じオーストリア出身のドラッカーとアドラー。この2人の提唱した理論から「人間」「会社/組織」「社会」について、いろいろなヒントを得る事ができます。

以前も書きましたが、ドラッカーとアドラーの理論には共通点が多いです。

中でも特に、

■ 「目的」というキーワードをとりわけ重視している点
■ 人が根本的に持つ「創造力、主体性」の発揮を重視している点

が共通項。これらの共通テーマから、現代社会や企業のもつ根本的課題や、今後の展望など、いろいろなことを梶野さんと意見交換させてもらいました。

そして、鶴田先生到着後は、アドラー心理学の実践方法について、意見交換。
「課題の分離」「勇気づけ」について、私の初歩的な質問に丁寧に答えていただく形で、ディスカッションさせていただきました。

・それは、自分の課題なのか、相手(部下や子供)の課題なのか、しっかり分離する
・相手の課題に介入することは、基本的には、避けなければならない
・ただし、普段の関わり合いのプロセスでしっかりした「信頼関係」が築けていて、且つ「これは相手の課題である」ことを自己認識しているのであれば、時には深く介入して勇気づけしてあげることが有効なこともある

子育ても、基本は「子供が自ら気づき、自ら課題を解決する」ことを待つことが大事です。しかし、時には、「ここで強く背中を押してあげることも大事かな」と思うこともあります。その線引きや判断が難しいですが、適切なタイミングや条件について、上記のお二方との意見交換を通じて、クリアに理解することができました。これは、組織において部下に接する時も全く同じ考え方かと思います。

鶴田先生、梶野さん、今回も貴重な学びの機会を有り難うございました。

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