Jリーグ屈指の育成力を誇ったクラブのJ2降格に想う

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セレッソ大阪のJ2降格。
驚きましたし、ショックです。

ブンデスリーガや日本代表で活躍する香川選手や乾選手、そしてあの柿谷選手や山口蛍選手をはじめ、ワールドカップやオリンピックの日本代表選手を多数輩出し、昨シーズンも優勝争いに絡んだクラブがまさか1年でここまで落ちてしまうとは。

本当に昨年までは、セレッソ大阪は、「Jリーグ屈指の若手育成力を有するクラブ」と評されていました。若い選手を育て、それらの若手選手の成長と活躍により、多くのサポーターとの絆を深め、新しいファンを生みだし、さらに育成に力を入れて強くなる・・そのような「正の」サイクルを確立した数少ないクラブの一つでした。

しかし、フロントの経営の方向性が「若干怪しいな」と感じたのが今期の開幕前。

元ワールドカップ得点王のウルグアイ代表フォルラン選手(35歳)をなんと6億円という大金をはたいて獲得。さらに、シーズン途中で、元ドイツ代表のフォワード カカウ選手を3億円かけて獲得。

(話題性以外は)あまり戦略意図が見えないこの補強が奏功することはく、惨憺たる結果に終わってしまいました。
両外国人はじめ、選手個々はもちろん優れています。しかし、会社もサッカーも一緒ですが、「個々が優秀だから勝てる」わけでは決してありません。

選手を育て、地力から強いチームになり、地域とサポーターに愛されて成長していくセレッソのDNAは見失われてしまったのか?

「本来のセレッソの魅力や武器」を改めて思い出してほしいです。
J屈指の優良クラブがその本来の強みと志を思い出してくれれば、再来年はJ1でまた躍動する姿が見られるはず。
頑張って欲しいです。

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