「職場で、こういう人間関係に悩んでいて、解決したい」
こんな相談をよく受けます。
すごく端的に言うと、
「人間関係だけを解決しようとしても、解決しない」
というのが持論です。特に、組織においてはそう。
もちろん、人間関係を解決していく手段はいろいろ試みるべき。
たとえば、
・相手のことをもっと深く理解する
・相手と自分の「共通項」にも目を向ける
・相手の弱みや問題よりも、強みに目を向ける
などなど。
それをしっかりやった上で、組織における「人間関係」をより充実したものにするには、何が必要でしょうか。
それは、
「事業の目的」に一緒に目を向けること、
だと思います。
事業の目的とは、
顧客を創り出して、その顧客が喜び、幸せになる成果を創り出して行くこと
に他なりません。
その目的に、一緒に目を向けて、そこに焦点を合わせれば、相手がイヤな奴だろうが、性格が合わないだろうが、基本的には関係ありません。
実際、
「先日一緒に仕事をした人は、性格的にはかなり合わないタイプだったけど、事業の仲間としては、これまでにない相当良い仕事が一緒にできた。プライベートではあまり付き合いないけど。(苦笑)」
という経験談をよく聞きます。
人間関係の解決に執着する前に、事業の目的にこそ、目を向けるべき。
事業の目的を達成するために、その相手の力を活かして、大きな成果を生みだす方法はないだろうか。
そう考えることで、組織における人間関係が、驚く程生産的になります。
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