先日の山脇教授の「デザイン思考と事業機会構想」が大変エキサイティングな内容だったことは、前回のブログで書きました。
山脇教授は、元々が「グローバル経済」「競争戦略」の専門家。そういう「ハード」の世界を熟知されているので、デザインという「ソフト」の世界の説明も非常に分かりやすい。
そして、やはり共通項としては、ドラッカーの思想があります。山脇教授がデザイン思考の講義で紹介していたドラッカーの言葉は、
「The best way to predict the future is to create it」
(未来を予測する最も確実な方法は、自らそれを創り出すことだ)
有名な言葉です。多くのクリエイターや事業家、リーダー達に力を与えてきた言葉です。
デザイン思考においても、まさに最初にくる重要な問いは、
「どんな未来を創りたいか」
というもの。
「2020年のオリンピックに向けて、日本に観光客が沢山訪れて、日本独自の顧客体験をしてもらうにはどうすればよい?」
といったテーマでの演習が山脇教授の講義でもありました。
このように、まず「得たい未来のイメージ」をまず描くことが、デザイン思考のポイントかな、と思います。
「300人の席が満員になって、全員がものすごく満足するイベントを開催するには?」
「顧客がものすごく満足する、◯◯分野の新しい自社製品を創るには?」
などなど。
得たい未来の姿を描いて、そこに対して「複数の、多様な視点」でキーワードやヒントを徹底的に出し合って、探って行く。
そこから全く新しい、革新的なアイディアを、チームで紡ぎ出す。
そこにこそ、このデザイン思考の醍醐味がある。
そう感じました。
このデザイン思考、自分も、もっともっと学んでいきたいです。