普段、経営・新事業創造に関するコンサルティングやコーチング、リーダーの育成事業などを主に行っています。
これまでのクライアントは、大企業の一部門からベンチャー組織、官公庁、学校、クリニック、スポーツ組織まで多種多様です。
当然、組織の形態や業界が違えば、細かい「ビジネス」のやり方は違います。
(基本は似ているところが多いのですが。中の人が『特殊だ、特殊だ』と言っています。苦笑)
いずれにせよ、いつも思うのは、
「参照し、適用すべき『マネジメントの原則』は、どこでも変わらない」
ということです。
人が集まり、共通の目標を意識し、協働し、コミュニケーションするのが組織です。
その組織が、投入したリソース以上の価値を生み出す為の方法が「マネジメント」であり、その「基本原則」を体系化したのがドラッカーです。
ぼくは、米国の経営大学院で、ドラッカーを土台としたマネジメント理論を徹底して学び、卒業後に就職したベンチャー企業やその後のビジネスでも随分活用してきました。
「マネジメント」を徹底的に学んだことによって身についたことがあります。
それは、
「どのような組織の課題や挑戦に直面しても、成功確度が高いであろう解決策案を導くための確認点(問い)と、実際の解決策案を、短時間で組み立てることができる」
という自信です。
もちろん、問題を実際に解決することは容易ではありません。時間もかかります。
しかし、「問題とその解決方法の定義」自体に無駄な時間をかけて議論することは無意味です。最初は良くても、組織のメンバーも時間がかかりすぎると疲弊してしまいます。
・問題の本質がどこにあるか
・そのような場合はどのような「原則」から考えた方が良いか
をスピーディーに考える思考方法は、学べばある程度身につけることができます。
そうすれば、組織をマネジメントする上でのストレスも随分緩和されます。
マーケティング、イノベーション、不祥事対応、リーダーシップ、営業力、チームワーク、人のモチベーション、ITやコミュニケーション・・・などなど、組織から生じる課題は様々です。
けれども、マネジメントの「原則論」の上では、それらをバラバラな課題ではなく、つながったものとして捉えます。
例えば、イノベーティブな組織を生むための方策と、コミュニケーションの課題はつながっている、という具合です。
つながったものとしてとらえるから、一つの解決方向性で、横串で「一石多鳥」的に多くの課題が解決できます。
また「成功するマネジャーの見極め方、育て方」も同様に、共通項があります。
ドラッカーを学ぶと、「このマネジャーの考え方は原則に則っているので、きっとうまくいくだろう(あるいはその逆)」というのが見えてきます。なので、リーダーやマネジャーに適切で本質的な助言がしやすくなりますし、自分自身も「失敗しやすい思考の罠」にはまらないよう戒めることもできます。
仕事において、本当に「成果」をあげている人の特徴とはなんでしょうか。
もちろん、専門知識がある、技能がすぐれていることもあるでしょう。
しかし、その知識や技能を最終的に「成果」(すぐれた結果や業績)に結びつける段階で、避けて通れないことがあります。
それは、
「人と関わりながら成果を創出すること」
です。
企業のマネジャーであれ、経営者であれ、士業であれ、個人事業主であれ、ウェブデザイナーであれ、同じです。
最終的なアウトプットを最大化するには、顧客やメンバーと「生産的に」関わることが不可欠です。
「人と関わり、成果をあげる」ことがマネジャーの仕事の本質です。
しかしながら、多くのマネジャーがこの「本当のマネジメント」でつまづいてしまいます。
一人でも多くの人が「マネジメント」の原則を学べば、様々な組織運営がもっとスムーズでHappyなものになると思います。
そういう考えから、ドラッカーの経営理論が最もコンパクトに凝縮された書籍を読み込み、ご自身あるいは自社の事業課題と照らし合わせながら、徹底的にマネジメント理論を自分のものにしていくための1ヶ月集中講座を開講します。(平日夜×4回)
もちろん、お勉強が目的ではなくは、学びから「投資以上のリターン」を得ていただくことが目的です(例えば、マーケティングの新しい発想を得る、新サービスを思いつく、チームのモチベーションを高めて仕事のやりがいや生産性を上げる方法を思いつく、など)
若干名での開催ですが、あと1、2名はお受けできますので、ご関心ある方はこちらのサイトから是非お申し込みください。(20日金曜まで早期割引とさせていただいています)
(詳細とお申し込みは こちらのサイトをごらんください)
志高いメンバー同士で議論できるのをを楽しみにしています。
藤田勝利