英語講座 English Language Institute。
昨晩のお題は、この記事でした。
Facebook社のCEO マーク・ザッカーバーグ氏が、「皇帝」の装いで親指を立てているこのカバー絵。
先進IT企業の「帝国化」への野望や競争を現しています。
これもとても面白い記事でした。ディスカッションも盛り上がりました。
AI(人工知能)、Virtual Reality(仮想現実)、chatbotなど、技術の進化はとどまるところを知りません。
Facebookをはじめとして、MicrosoftやGoogleなど先進IT企業は豊富な資金力を投入してこれらの技術分野で熾烈な競争をしています。
その行き着く先は、政府機関以上に個々人の思想や行動を把握し、マスメディア企業以上に網羅的に、即時に情報発信が可能な「巨大な仕組み作り」です。そこにThe Economist誌は目をつけています。
そのメリットも様々ある一方で、同時に「デメリット」「リスク」も大きいと。
このIT業界は特に、旧来産業とは違い、ほぼ「Winner takes all」(勝者独り占め)的な性質を持っています。1テーマに複数の企業が共存するよりも、第1位の会社がどんどんその規模を拡大していきます。
ソーシャルネットワークであれ、検索エンジンサービスであれ、オンライン小売であれば、IT企業が究極的に「目指すゴール」は、「少しでも多くのユーザー情報を集め、それらを有効に活用する仕組み」のはずです。
少数の勝者企業が独占性を高め、ある意味で国をも凌ぐ情報力と影響力を持つ社会になるかもしれません。
・これはどこまで現実的か?
・この現実のメリットとデメリットは何か?
・リスクは何か?
・リスクを回避し、より良い代替案を示すとしたら?
答えは出にくいですが、これらの問いは大いに考える価値がありそうです。
私たちにも、また子供世代にとってもかなり重要なテーマになるので。
数年前に買っていたこんな本を取り出してみました。
これは、ITに限らず、現在の巨大企業全般について書かれています。
読み返してみます。
The Economistの記事を読んだ今であれば、内容もスラスラ頭に入りそうです。