前回のつづきで、人は元々「主体性」「自発性」を持っているはずなのに、それがなかなか組織においては発揮されにくくなるという話。
子供を見ていると思いますが、そもそもすごく「自発的」ですよね。
もちろん、趣味や嗜好は子供によって違うと思うけれど、基本は、「これやりたい」「あれやりたい」自発的にリクエストしてくる。
それが、成長すると、特に「組織人」になると薄れてくる。
薄れて来ていても、経済が右肩上がりの時は「それでも利益が出ていた」。
経済が伸びている時は、「主体性など不要、言われた事を早く、大量にこなしてくれる人、人達が大切」だったから。
けど、今は、主体性が経営の鍵です。
情報技術の進化、グローバル化で、マーケットの明日はなかなか見えない。
そんな中で、「誰もが言われた事をしゅくしゅくとこなすタイプ」の組織など考えただけでもおそろしい。しかし、そんな会社は少なくありません。(程度の差はあれど)
組織において何が主体性をうばっているのか。思うままに書くと・・下記かなと。
・ 「目的」をじっくり議論せず「要求」「手段」だけで動かそうとする管理形態
・「過保護」的な人事制度、研修制度 (「人事部がまた何かやってくれるらしい(人事部にやらされる)」的な)
・声の大きな上司、リーダーが「強すぎる」
・本音の声をあげることが敬遠される「組織風土」
・そもそも経営幹部や、上司、同僚への「信頼感」が薄い
などなど・・。
時間になってしまったので、またこの点はゆっくり書きます。
この記事へのコメントはありません。