ソクラテスの「哲学的問答法」を起業に活かしたイーロン・マスク #377

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イーロン・マスクという起業家をご存知だろうか。

電気自動車メーカーとして大躍進中のテスラ・モーターズ社、国際宇宙ステーションに宇宙船を送り込んだ初の民間企業 スペースX社、さらに米国で2番目のサイズの太陽光発電システム企業のソーラーシティ社を創業。元々は、「ペイパル」社をイーベイ社に15億ドルで売却した生粋の起業家である。

今月号の「クーリエ・ジャポン」のイーロン・マスクの特集ページに、面白い記事が出ていた。

「大学で学んだ『議論の方法』が、優れた人材を集めるのに役立った」というタイトル。興味深い。

この記事によると、イーロン・マスクは、宇宙貨物輸送を引き受けられる民間ロケット会社を立ち上げる為に、科学者や技術者集めを計画。優れた人材を集める為に、マスクは航空宇宙産業大手で働いている人にこう声をかけたという。

「ロケット技術を大きく進歩させることができるかどうかを調べる調査に協力してもらえないだろうか?何週間かの週末と平日の夜の時間を割いて」

そして、その取り組みは大成功し、スペースX社の躍進につながった。

マスクはこう言う。

「何度かミーティングをして、集まった人々は熟考の末、これまでのロケットより優れたものを作ることができるという結論に達したんだ。私は、彼らが自身で答えを出すように導いただけだよ。ソクラテス式問答法の本質は結局、人は自分を納得させるということ。無理強いされないほうが、ずっと進んで意見を変えるものなんだ」

なるほど、いきなり起業プランを作り込むより、まずは優秀な人たちが徹底して可能性を議論できる「問い」と「場」を提供する。

まさに「哲学的」な起業アプローチ。さすが。

実はこれ、会社の中の議論でも使えるヒントがいっぱい。

「我が社の商品やサービスの品質を世界一と呼ばれるまでに高める可能性があるとしたら?」
「仕事の生産性を今の5倍に高められる可能性があるとすれば?」

などなど。

上層部から言われても変わらないことでも、自分が出した答えであれば納得ができる。

大切なのは、「良い問い」と「議論できる場」。

イーロン

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