「目的欠落」が最大のリスク #312

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企業のクライアントと話をしていて多いのが、「そもそもの目的は何か」を忘れてしまって「作業」の話だけをされる、というケース。

「来月迄にこれを進めるつもりです」
「この人達とミーティングの場をもちます」
「このメンバーにもっと動いてもらわないと」

などなど。「作業」「目標」の話しが多いのですが、そもそも「その目的は一体何か?」「それをしたことで、欲しいものが本当に手に入るのか?」が欠落している場合が多い。これでは、何ヶ月やっても成果が出ない場合が多いです。

時間的な非効率だけではありません。目的欠落は人間関係も壊しかねません。

部下であれ、同僚であれ、「目的がよくわからない依頼」が最も困惑するものです。

誰でも経験があるはずです。メールが送られて来て、「これをやってくれませんか」「これを、来週までにお願いします」といったコメントだけ書かれていて戸惑うようなこと。目的まで示してくれたら、もっと工夫ができるかもしれないのに。また、有意義な目的であれば、人は喜んで助けたいと思うものです。

または、「明日、時間ありますか?」みたいなメッセージもありますね(苦笑)。
その目的によって、時間はあけられるかもしれないし、他の用事を優先しなきゃいけない場合もあるっていうのに!

もう少し大きな目的を示してくれれば、もっと手伝えることも、アイディアを提供できることも、ありますよね。

「いやー、日々忙しくてなかなか目的まで考えられていないです」

こんなことを堂々という人も(しかも管理職)でいます。
ここまでくると、殆どジョークかと。実際は、目的が曖昧だから、忙しくなっているのです!と言いたいです。

ドラッカーもこんなことを言っていますね。

「企業の目的としての事業が十分に検討されていないことが、企業の挫折や失敗の最大の原因である。」
(ドラッカー 「マネジメント」)

企業のレベルで考えれば、その「目的」である「どんな事業を行いたいか」が明確になっていなければいけない。
そこがバラバラになり、社員の意識も行動も分散していってしまうことが、経営失敗につながる、ということです。

自戒の念もこめて。作業や細事に没頭しすぎる前に、目的をしっかり問う。
これ、自分にも課していきたいと思います。

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