本日は、心理学の講座に出席。
E.H エリクソン氏が考案した、「人間の成長の8段階」というのを学びました。
8段階とは、
1. 基本的信頼(乳児期)
2. 自律性(2歳前後)
3. イニシアチブ(3〜6歳)
4. 生産性(児童期)
5. 自我同一性(思春期)
6. 親密さ(成長期)
7. 生殖性(親となる時期)
8. 自我の統合(中〜老年期)
だそうです。
同様に、これが上手くいかないと、
1. 基本的不信
2. 恥と疑い
3. 罪悪感
4. 劣等感
5. 役割の混乱
6. 孤独
7. 沈滞
8. 絶望
という状態になりやすいとのこと。
とはいえ、あくまでこれは「理想のステップ」なので、上手くいっていかなくても大丈夫。エリクソン氏いわく、
「人間は常に他者との関わりにおいて、いかようにも成長できる」
ものだそうです。
こういう講座を受けると、とても勉強になります。
子育てという観点からは、うちはちょうど3番目のステップまでのところに2人の子供がいます。
これを学んだ上で、昨日、息子をしかった事などを思い返すと、「ああ、あれは、ある意味健全なプロセスで、自発性と自我の発達の現れだったのかなー」とか思います。もちろん、後から振り返れば、ですが。(笑)
であれば、多少のわがままや主張は、親を信頼してくれている証拠、ということで寛容に考えてもよいかも。
子供の自尊心を折ることなく、子供の言いたい事をしっかり受け止めてあげる余裕も必要だと反省しております。
講座の先生も言っていました。
「何度も言いますが、これが完璧にできている親など殆どいません。学ぶことで、少しずつ気付いて、行動を変えればよい」と。
少しずつ、変わって行くことにします。
ちなみに、上記のステップ7の「生殖性」についての説明はとても印象的でした。
生殖性とは、もちろん子供を産み育てることも含みますが、自分の子供に限らず、
「自分を通じて周囲を豊かにできる能力」のことだそうです。深いですね。
エリクソン氏の考えは、子育てだけでなく、会社など、人材を育成する環境全てにおいて活用できるものだと思います。
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