本日は、スリール株式会社の堀江敦子社長がオフィスに来てくださいました。
最近は特にテレビや雑誌にも頻繁に登場されている堀江さん。
数年前に知り合い、その事業ビジョンに共感したのをきっかけに、定期的にビジネスの方向性や戦略について、ご相談に乗ったり、ブレインストーミングの相手をさせて頂いたりしています。まだお若いのに、僕自身お話ししていてすごく学びが多いです。
ご存知の方も多いと思いますが、スリールは「ワーク&ライフ・インターン」という事業を中核に、活動を展開しています。「仕事と子育てについてもっと知りたい、学びたい」学生と、「子育てをサポートして欲しい」家庭を繋げることにより、子育て支援、キャリア教育、少子化対策という課題を一気通貫で解決することを目指しています。
スリールにてトレーニングを受けた学生(2人1組)が、子育てをしながらバリバリと仕事をし、自己成長にも努めているママさんのご家庭にて一定期間子育てをサポートします。一見シンプルに見えるこのモデルには、学生にとってのメリット、ご家庭にとってのメリット、また女性の力を最大限活用したい企業のメリットと、3つの視点から大きな意義があります。
まず学生は、「子育て/専業主婦か、バリバリのキャリアか」といった「二者択一」の思考制約から開放され、「仕事もバリバリやって、子育てもしっかりやっている『ロールモデル』」に出会うことができます。憧れの職種で活躍する先輩女性の生き方や働き方を学び、また子育ての素晴らしさも知ることで、社会に出る事が苦ではなくむしろ楽しみになると言います。そして、子供も生み育てながら充実した仕事も続ける、という選択肢に気づき、就活して入社した後の仕事にも積極的に取り組めるようになるとのことです。
ママさん側も、単に「ベビーシッター」に預けるのとは違う子育て支援を受けられるので、気兼ねなくスリールのサービスを利用できます。子供たちもすぐにお姉さんたちを好きになるので、その時間に安心して、資格取得の準備や勉強など、自己投資を行なう人も多いと言います。
最後に企業側も当然、喫緊の課題である有能な女性社員の活用や、子供を産んだ後も長く勤めてもらえる職場づくりが実現しやすくなる、というメリットがあります。
堀江さんは、このスリールの事業モデルの先に、かつての日本のように「コミュニティのつながりの中でゆったりと豊かな子育てができる社会」の再現を目指しています。学生である「お姉さん」たちが、子育てに参加してくれることで、子供達にとっても身近な相談相手ができ、また学生にとっても上記の通り身近なロールモデルとしてのママさんと出会うことができます。まさに、スリールをきっかけにしたコミュニティが、繋がり合って子供と未来を育てていく形です。
事業を通じて社会の課題解決を目指すスリール。
ぜひ、多くの方に知っていただきたいですし、これからも精一杯応援したいです。
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