「ゼロ秒思考」の背景にある信念

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

昨日の晩は、なかなかエキサイティングな夜でした。

これも、鮒谷周史さんから紡がれたご縁で、ベストセラー「ゼロ秒思考」の著者、赤羽雄二さんの講義に参加させていただきました。鮒谷さんのセミナーを以前に受講された赤羽恵太さんがご子息ということで、息子さんが主催・進行、御父様が講義をされるという素敵な場でした。というとかなり爽やかな印象だと思いますが、こちらの父子、かなり体育会な豪快なお二人で(笑)、緊張の中にも笑いの絶えない場となりました。

前置きはこれくらいにして、講義の感想です。
東大⇒スタンフォード機械工学修士⇒マッキンゼーで14年間活躍⇒ベンチャーキャピタル/コンサルティング企業を創業という華々しいキャリアの方なので、さぞかし「固め」のお話が多いのかなと思ったらこれが大間違い。ご自身の経験に裏打ちされた、ものすごく実践的な内容でした。

著書「ゼロ秒思考」に書かれていたように、基本は「メモ書き」の訓練を毎日1分1枚、10枚10分繰り返す事で、その延長として、思考力、文章力、仕事のスピード、情報力、コミュニケーション力がレベルアップし、成長し続けることができるというメッセージです。

私もコンサルティング会社に在籍していたので分かりますが、コンサルタントといえば、「論理的思考」「戦略的思考」を駆使して、「膨大な分析資料」を作成し、それをクライアント企業様に納品してフィーを得るというイメージが強いと思います。

しかし、赤羽さんは、それらを全て否定します。
「構造的に整理しようとするから、そもそも本当に効果的な解決策に辿り着けないのだ」と。
マッキンゼー時代から、「基本的には資料は自分では作らず、顧客企業の社員が考える支援をし、顧客企業の皆さんに書いてもらう」というスタンスだったとのこと。私自身、この考えにはすごく共感します。

企業へのコンサルティングワークでも、「ホワイトボードの活用」を特に重視していると言います。ホワイトボードという「コミュニケーション媒体」を最大限活用し、素早くチームの思考を吐き出し、アイディアを整理し、問題解決につなげる、という技を徹底して磨いておられる。

こう書くと、ITや情報のリテラシーが低いおじさんなのかと思いきやその逆。これが、細かいWebサービスや世界中のIT企業の動向にもものすごく詳しい。ショートカットキーや単語登録など、知識労働の生産性を高めるツールは最大限に活用し、ITでできる仕事は徹底的に効率化することで、貴重な時間を創造的な活動にあてておられます。

赤羽さん、あふれる知性とエネルギーがあり、とても刺激的な方でした。

鮒谷さんとも共通することがあるとすれば、それは

■強い信念と目的意識
■絶え間ない努力をして進化・成長し続けようとする姿勢
■その努力によって蓄積された実践(実戦)力

だと思います。

非常に迫力がある一方で、最後まで講義を聞き、懇親会でお話ししていると、「日本への限りない愛情と現状への危機感」そして「後輩・若者を支援したいという優しさ」にあふれた方だとも感じました。

偉大な先輩とつながることができたご縁に、心から感謝したいです。
また一つブレークスルーのきっかけをいただきました。
努力を続けて行きます。

zerobyou

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


お問い合わせ

お問い合わせはこちら