利益に「質」はあるのか

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今朝の新聞に、ある大手牛丼チェーン会社が、「人手不足で今期予想修正、初の赤字に」というニュースがとりあげられている。

要因の一つが、見直しを求められていた「深夜の1人勤務」体制を解消するために、人員再配置、採用、異動などで大きな費用が発生するためだという。

この手のニュースは、マスコミによって若干歪曲・誇張されている面もあると思うが、それらを差し引いても、再三の警察庁からの指導を受けながら、「深夜の1人勤務」体制を続け、結果的に「利益」を稼ぎだしていたという厳然たる事実がある。

その利益によって、経営者も、株主も潤っていた。もちろん、(願わくば)働く社員やアルバイトも多少のメリットは享受していたと思う(経営者や株主ほどではないにしても)。

こういうニュースに触れると、つくづく思うこと。それは、

「利益にも『質』があるのではないか」

ということ。

深夜に、一人で店を切り盛りするというのは、もちろん体力的にきつい。
しかし何より、ほぼ無防備な状態で、店舗で深夜の客に対応するというのがどれだけ危険を伴うか。
また、働く人にどれだけ不安を与えるか。

この想像力と配慮を経営幹部全員が欠いていたとしたら、それこそ減益の何倍以上も問題が大きい。

確かに、利益は上がる。しかし、そこで働く人は、本当に喜びを得ているといえるか。仲間との会話や協力もない。そのような職場に、働く喜びはあるのか。

自分が学んでき経営学は、

■ 組織としてのメリット (独自の強みや特徴により収益性を高める)
■ 社員/人が得るメリット(人がいきいきと健全に働く)
■ 社会に与えるメリット(社会に価値のある貢献をする)

をバランスさせることで、本当に持続的な「利益」を生み出すというもの。
利益を出すことが目的になってしまうと、必ずどこかで破綻する(今回のケースのように)。

今回のニュースから「利益の質」について深く考えさせられた。

それは、自分も含め、社会全体の「働き方」「マネジメント」に大きな課題を突きつけているようにも見える。

自分も、日々意識しながら、仕事をしていきます。

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