月末の金曜日、15時に退社して自分の時間を楽しもう、
というプレミアムフライデーが話題。
これに限らず、今、日本では
・残業時間の抑制
・休日の取得奨励
・そもそも国民の祝日の多さ
など、「休め」「楽しめ」の大合唱。
基本的には、これ、すごく賛成です。
なんでかっていうと、
日本は、製造業が経済を牽引していた時代に、優れた「製造生産性」を実現したから、
「供給(力)」が「需要」を常に上回りやすい、
供給過多の状態が一般的。
供給の方が需要より高いのだから、
モノの値段も上がらず、労働者の賃金も上がらない。
プレミアムフライデーは、簡単に言えば、
「これ以上長時間働くより、遊んで消費した方が、経済にとって良いよ」
「その方が、将来的に自分たちの賃金も上がるよ」
というメッセージでもあるはず。
また、会社によっては、
「そんなに無駄にだらだら長く働くなら、消費した方がよほどマシ」
というところもあるでしょう。
いずれにせよ、生産・供給を増やすより、消費を増やす、というのは良い考え。
けど、ここで一つ疑問が。
こういう「お休み奨励」の考え方は、すべてのビジネスに当てはまるのかな?ということ。
急激に成長しているベンチャーや、活況のあるサービス業などは、
「もっともっと生産しよう」
という段階の会社も多いはず。
日本はどうしても一律の枠にはめたがるけど、急速に伸びている企業の経営者などは、
「おいおい、休み多すぎるよ・・。勢いがついたと思ったら、すぐ中断、参るなあ」
と思っている人も多いのでは?
自分たちの働き方を、自分たちで決定できる、それが一番の幸福ですね。