僕にとってのコーチングの師匠、堀江信宏さんが書籍を出されました。
堀江さんに初めてお会いしたのは、約2年前。
コーチングカレッジの体験講座に参加して、
その考え方にすごく共感したのを覚えている。
以来、コーチングでも、ビジネス面でもご指導いただいている。
僕にとって堀江さんは、
「シンプルな原則を、徹底することで、結果を変える人」
という印象。
たとえば、コーチングで言えば、
「目標をイメージしましょう」
というのは、鉄板の方法論。
けど、堀江さんはさらに突っ込んでくる。
自分が抱いている(と思っている)願望に対して、
「もっと具体的に言うと、どういう結果を得たいのですか?」
「どうしてそれを得たいんです?」
「それを実現したら、どうなりますか?」
と徹底して問うてくれる。
そう問われると、
「確かに、別に俺はそれをやりたいわけじゃないな。本当にやりたいのは・・」
と思えてきたりする。
そこから、堀江さんの言う、
「偽の願望(単なる現実逃避や、他人との比較から生まれている願望)」
「真の願望(自分の本当の価値観に合った、本物の願望)」
が明らかになってくる。
堀江さんがいつも強調しているのは、
「セルフトーク(自分との対話)」
の大切さ。
これは、もちろん自分自身のためでもあり、
チームを率いる上でも大切なこと。
自分自身と「十分な対話」ができない人が、
他者の願望や強みを理解することはできないから。
今回出版された堀江さんの著書のタイトルは「自問力」。
堀江さんの膨大な「知」を、
「まず自分に問うべき5つの重要な問い」
(「プライマリー・クエスチョン」と書籍では表現されている)
に凝縮してくれている。
あれもこれも、ではなく5つの問い
にフォーカスしているから、実践しやすい。
実際、この本を読んで自分も、
日々「自分に問う」問いが変わってきている。
それだけでも、すごく効果を感じる。
最初に自分に聞く問いを間違えると、
膨大なエネルギーと時間が無駄になる。
逆に、短期間で意味ある「成果」を上げる人は、
自分に問うている問いが違うんだな、と実感できる。
そういえば、ピーター・ドラッカーもこんな大切なことを教えてくれた。
「最も危険なのは、間違った問いに正しく答えようとすることだ」
(書籍にも書かれているとおり)ガンという病を克服された堀江さんが
自ら実践で証明してきている「自問自答」の重要なエッセンス。
僕自身も、また読者の多くがこれを継続して、日々「実践」することで、
仕事や人生が確実に変わっていくと思う。
ぜひ、多くの人に知ってもらいたいです。
(短期間の書店キャンペーンもやられています)