今日は、日本ママ起業家大学の、マッチングプレゼンテーションに参加させていただきました。1月に講義をさせていただきましたが、わずか数ヶ月のうちにママさん起業家の皆さんのビジネスプランが作られていて、感心しました。
教育、ライフスタイル、(ママさんによる)アプリ開発、ファッション、サロンなど、テーマは様々。しかし、さすがママさんたちです。共通しているのはどれも「生活に密着したテーマ」であるということ。地に足のついた「社会をこんな風に変えたい」「人をこんな風に幸せにしたい」という強い想いが反映されたビジネスプランばかりです。
ただ、皆さんのプレゼンを一通りお聞きすると、やはり「ビジネスモデル」「成長モデル」をどうするか、が気になっている様子。どのように収益を上げていくか。継続的に収益を上げられるか。どのように事業拡大をしていくべきか。どういった媒体を活用するのが効果的か。
起業家なら当然悩むことですよね。
一方で、僕が感じたのは、「自分にとっての大切な『顧客』をものすごく喜ばせることができる」という原点の自信は失わないでほしい、ということです。
1月もお話ししたのですが、事業の目的は「ひいきにしてくれる、得意客になってくれる、そんな『顧客』を創る」ということ。「顧客」は、何らかの効率的な施策で、いきなり100名、1000名と増えることはないはずです。仮にそういうことがあっても続くはずがありません。
まずは、「目の前の本当に大切な顧客」から「圧倒的な支持を得る」ことに全力集中してほしい。1人、5人、10人でも「ものすごく満足して、リピーターになってくれて、口コミしてくれる」そんな有り難い存在の「顧客」をどのようにつくるか。これこそが起業の初期段階でとても大事だと思います。
最初は人数が少なくても、「顧客にとっての満足度」がものすごく大きければ、その後の波及効果も抜群に高いはずです。(本当に満足した顧客は、誰からに伝えずにいられないため)
そして、もう一つ。
自分の「強み」「こだわり」「情熱」を中心においてほしい。
ずっと追求してきたこと、強い関心をもって取り組んできた事、心から情熱を感じる事。それがママさんの起業エネルギーの源泉であり、まわりを動かす強力な力になるはずです。
ママさん起業家には、事業の本質を、地に足をつけて考えることができる人が多いです。
これからもますます応援しています!
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