「自分の仕事は・・・である」と言い切れるか

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明日、いよいよワールドカップ初戦を向かえる日本代表。
NHKでザッケローニ監督のインタビューを中心とした、ドキュメンタリー番組を放送していました。

ザックジャパンの戦術の注目点については、以前のブログ記事サッカー日本代表の葛藤と挑戦は何を教えてくれるかでも書きました。

一方で、今回のザック監督のインタビューで特に印象的だったのは、彼のリーダーとしての思考方法です。ザッケローニ監督は、

「・・・が当時の私の仕事だった」
「・・・が私の現在の仕事だ」

といったように、自分の「仕事の焦点」について、とても明快な表現をします。その点がすごく私の印象に残りました。

ザッケローニ氏が監督として最初のキャリアをスタートしたのは、少年サッカーのチームの監督として。その当時を振り返り、彼はこう語っています。

「子供達の長所を引き出して、伸ばしてあげることが当時の私の仕事だった」

そして、30年以上監督としてキャリアを積み上げ、世界一のリーグであるイタリアセリエAでも優勝を経験し、現在、日本代表としてワールドカップ初の上位を目指す同監督。本大会直前の合宿では、

「選手個々の体調に配慮しながら、本大会に向けて最高のコンディションに仕上げるのが今の私の仕事だ」

と語っています。

その状況状況によって、明確に「自分の仕事は・・・である」と言い切れること。それは、

今、自分がプロとして、リーダーとして、どのような『仕事の成果』に集中すべきか

が明確であるということ。集中すべきことが明確であるから、徹底的にその仕事に全力を傾けられる。それが、ザッケローニ監督がプロフェッショナルとして数々の成功をおさめてきた要因だと思います。

我が師ドラッカーの「5つの問い」は有名ですが、その最初の質問は、

「What is your business ? 」

すなわち、

「あなたの(あなた方の)仕事(事業)とは何ですか?」

です。

やはり、成果を上げるマネジメントには原則がありますね。自分も、常にこのシンプルな問いに明快に答えられるよう、準備していきます。

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