奴隷制度と人間の強欲の歴史について考えさせられる映画 #400

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先日、DVDをレンタルして、この映画を観ました。

「それでも夜は明ける」
〜12 years a slave〜

それでも夜はあける

奴隷制度がはびこっていたアメリカを舞台に、自由の身(自由黒人の立場)でありながら拉致され、南部の綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられた黒人男性の実話を映画化した伝記ドラマ。

テーマがとにかく重い。

先進国のアメリカで、つい100年ちょっと前まで行われていた奴隷の売買。
人間が人間に対してここまでの仕打ちができるのかと目を覆いたくなる映像。

そして、その残酷さが同時に、現在の(先進国における)平和が築かれたことの意義やありがたさを実感させてくれます。

少しだけ出演しているブラッドピットが良い味を出しています。

彼が投げかける、

「奴隷を買ったからといって、それを自分個人の『所有財産』と本当に言えるのか?」

「悪法も法であるならば、法律自体の正当性も疑う必要があるのではないか?」

という趣旨の台詞が、印象的でした。

人類の歴史、資本主義の歴史を、もう一度改めて学びなおしたい、学ぶ責任が自分たちにはある。
そう思わせてくれる映画でした。

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