今朝の日経新聞 「大学」面。
「文武両道、効率で勝負 名大150キロ投手の七原さん
受験勉強、弱点を集中的に 勝てる投球、理由考え抜く」
この記事は、興味深かったです。
高校3年生まで野球に打ち込み、さらに現役で名古屋大学に合格。
大学でも1年生当初は140キロそこそこだった球速が、4年時には152キロに。
自分の頭で考えて、問題を解決する訓練が小さい時から出来ているので、「やりたいこと」を見つければ、ぐんぐん実現できてしまうのでしょうね。子育てにも、自分の今後の成長にも、参考にさせてもらいたい言葉が多いです。
(以下、七原さんのコメントから抜粋)
「休日の勉強時間は家で4、5時間くらい。徹夜は一度もしたことがありません。試験で眠くてボーッとしたら意味がないじゃないですか」
「私は、朝は寝たい時間まで寝て、見たいテレビがあれば我慢せずに見る。残った時間をどこまで効率的に使って勉強するかを考えていました」
――効率的な勉強法を野球の練習にも応用されたのですか。
「大学に入って強く意識するようになりました。限りある練習時間の中で、考えて練習に取り組みました」
「高校時代の直球の最速は142キロ。大学1年生の時は4部リーグでも簡単に打たれる投手でした。そこで目標にしたのは勝てる投手です。どうしたら勝てるのか、打ちづらいのか。理由を考え続けました」
「勉強もスポーツも急に良くはなりません。目標を持った積み重ねが大事です。直球が152キロを計測したのは大学に入学して1年以上たってからです。足りない筋肉を強化し、体幹を鍛えていたら、出ちゃった感じでした」
「授業には基本的に出席していました。1限目が始まる10分前には教室に着けるように、自宅を出ていました。成績は良くもなく悪くもなく。卒論の関連を除けば3年生までに単位をすべて取り終えました」
――文武両道は難しくなかったのですか。
「難しいとは思います。高校も大学も部活の練習時間は短かったです。重要なのは部活は部活、勉強は勉強とけじめをつけることではないでしょうか」
(ここまで)
なるほど。勉強も運動も出来る子に共通していることとして、
・目的やテーマを自分で見つけられる
・「あれもこれも」ではなく、メリハリをつける
・(短時間での)集中力がある
・ガマンしすぎない、自発的に、自分のペースで努力ができる
ということがある気がします。
小さい時からいろんなことに「自分で」チャレンジして、自分でやり方を考えて、「成功」したという自己効用感が大きいのかもしれません。
とはいえこれは、子供も、大人も、意識する事に遅すぎることはない気がします。
私も、参考にできることは、すぐに実践してみます。
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