本日は、ドラッカー・スクールの同窓生の後々(ごご)君の紹介で、とても刺激的な人を紹介いただきました。
後々君の切れ味するどいブログは → こちら。
紹介してもらったのは、デザイン思考の分野で注目を集める、佐宗邦威さん。
ソニーの戦略グループに在籍されている傍ら、自らビジネスデザイナー/共創プロデューサーとしても多方面で活躍されています。
イリノイ大学のデザインスクールに留学されていた際に書かれたこちらのブログが有名です。 →ビジネスとデザインの交差点〜D School留学記〜
後々と佐宗さんと3名でランチ。
短い時間だったが、すごく有意義なディスカッションができました。
今回は、私のブログを佐宗さんが読んでくださり、後々君を通じて会食を申し出ていただいた形。
しかし、佐宗さんの話がとても面白く、引き込まれるように、いろいろと聞かせていただきました。
私と佐宗さんには、共通の関心テーマがあります。
それが、
1.ポジティブサイコロジー (人の強み、資質、才能、幸福感に焦点をあて、それをさらに活かすための心理学理論)
2.人の内面から生まれ出たアイディアを、ユニークな事業や商品のデザインに活かす考え方
の2つ。2の分野は特に佐宗さんのご専門分野ですね。
これまでは、事業戦略を考える際に、「空いている有望な市場はどこか」という分析から入る会社が多かったですが、もはや時代が変わっています。
個々人の持つ価値観、美意識、デザインセンス、表現力から、ユニークな製品イメージが湧き出て、それが共感する人々の購買を促し、大ヒット商品になるという時代に転換しています。つまり市場から考えるのではなく、個々人の個性や考え方が、結果として事業成功の大きな要因になる時代。
近年でいえば、ステーィブジョブズ氏の生み出した商品は、「戦略分析」から生み出されたものではなく、まさにジョブズ氏の「内面」のイメージが形になって外に現れ、それが多くの人の「共感」を得たから生まれたもの。
そういう意味で、上記の「ポジティブサイコロジー」と「戦略的デザイン」は極めて親和性の高いテーマとしてつながっていますね。
人間の内面と戦略デザイン。
この両者、ますます深堀りしたいと思いました。
今後も、佐宗さんや後々君とは、いろいろなテーマでコラボレーションしていきたいです。
有意義な出会いに感謝です。
この記事へのコメントはありません。