一昨日の夜のドキュメンタリー番組やニュース番組を見ていて、2つの興味深い特集がありました。
一つ目は、「女性の力を活かす」新しい企業の取り組み
二つ目は、「自然の持つ力を活かす」新しい住環境づくり
一つ目については、私も以前お会いしました甲田恵子社長の「アズママ」社が取り上げられていました。「子育てシェア」というコンセプトで、「近隣の子育て中のママ」たちがネット上でつながり、子供の急な発熱や仕事上のトラブル等で子育ての支援が必要なときに、近所にいる登録済のママたちから支援を募れるという仕組み。ネットのしくみもしっかりできていて、急速に利用者が広がっているようですね。
それ以外にも、中小企業に、子育てが一息ついた専門スキルを持つママ達を紹介する事業が成長している、という事例も紹介されていました。
二つ目の「自然の力を活かす」住まいづくりの特集では、「パッシブデザイン」という手法が紹介されていました。これは、冷房や暖房など人工的な力で温度を上げたり下げたりするのではなく、外の空気の流れをうまく「デザイン」して、自然の力で住居に風が通りやすくしたり、家を涼しくしたりする、という考え方。
・公園の設計次第で、公園を通過中に空気が冷やされるようになる
・使う石畳の種類によって、空気を冷やす効果がぐっと高まる
・家々を少し斜めに建てる事で、家と家の間に「中庭」スペースが生まれ、そこで生じた風が家を冷やす効果がある
などなど。様々なアイディア、取り組みが紹介されていました。
女性の力と、自然の力を活かす。
偶然ドキュメンタリー/ニュース番組で目にした二つのテーマには共通したものがあると感じました。
これまで活用されていなかった、しかし、これから間違いなく需要が高まるものを「資源」として活用していこうという動き。
さらにそれは無理な負荷をかけるとか、莫大な投資を要する、という類いのことではなく。あくまで、「自然に」「しなやかに」イノベーションを起して行く。そんなイメージのものだと私は受け取りました。
ますます加速して欲しい流れです。
この記事へのコメントはありません。