マー君の怪我と野球界の資本主義化に思うこと

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ヤンキースの田中将大投手が、右ひじ靱帯損傷。6週間のリハビリが必要だという。
報道によると、幸い当面は手術が必要なわけではないが、リハビリ不調の場合は、じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)に踏み切る可能性もあるという。

しっかり治して、また元気にマウンドで躍動する姿がみたい。
大事に至らない事を心から祈っている。

一方で、以前から疑問に思っていたことだが、野球界の過度な「資本主義」化には改めて不自然さを感じている。

間違いなく大投手ではあるが、資金力が豊富な米国球団が、7年の年俸総額「160億円」以上で日本人選手を獲得する時代。お金がうごけば動く程、選手も精神的に自分をおいつめ、無理をしすぎてしまっている現状はあるのではないか。

松坂投手、藤川投手、和田投手ら日本の一流選手が、渡米後比較的早く故障してしまうことに、何か違和感を感じる。(もちろん、日本での酷使も原因かもしれないが)

何よりも、かつて野球少年は「地元のチームのスター選手」を寝ても覚めてもあこがれて追いかけていた。
プロ野球選手カード集めが大好きだった。
そんな地元のあこがれの存在が、プロ野球選手だった。

今は、あっというまにメジャーに行き、気付けば戻って来て、かつてのライバル球団で不遇の時代をすごし、ひっそりと引退・・なんていうことも珍しくない。

もちろん、多額のお金は動いているだろう。お金もかせげるはず。

けど、少年たちの夢である地元のチームのあこがれの選手、という何にもかえがたい素晴らしい役割も再評価してほしい。

そんなふうに思う今日このごろ。

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