コンサルタント 悔恨?の書

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昨日は、20時に書店に立寄り、1時間以上本を立ち読みしたあげく、「3冊」も購入してしまいました!何の為に、立ち読みしたのかわかりませんが(笑)。

「コーヒーを飲みながらいくらでも隣接書店の本をお読みください。」というスタバ(昔アメリカに住んでいたときに、NYにあったノードストロームもそうでしたが)のスタンス、「理にかなっている」と思いました。本ってその場で読めば読むほど、「もっと深く読みたい」と考えて、欲しくなりますね。

さて、本題。

最近、自分のテーマが

「いわゆる、一般的な経営理論と違う角度で、経営の本質を研究したい」

ということにあります。

例えば、

■ 利益が出ていることと、社員が幸福に働き、長続きする会社は本当にイコールなのか
■ 戦略の理論やフレームワーク、本当に「良き商売」「良き事業」に貢献しているのか
■ 人事評価制度は、本当に会社がよくなることに貢献しているのか

などなど。

僭越ながら、私の著書も、そういうメッセージを入れさせていただいています。

そんな流れで、昨日購入した本の一冊が、こちら。

「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。 」
(カレン・フェラン著)

申し訳ない御社

 

「現代経営学への反発心」が伝わってくる本です。
その、当たり前と思われている制度や方法論を、冷静に考え直してみなさいと。

よくある話ですが、30年間優秀なコンサルとしてキャリアを積み上げた著者が「悔恨」?の意をこめて、「一般的に、コンサルティング会社やMBA的な教育を土台にした経営管理指導には、こんな落とし穴があるよ!危ないよ!」というメッセージでもあるわけです。

ただ、率直に言って「30年間も好き放題にコンサルやってきてき、そんなことにいまさら気づくの?」という気持ちがおさえられないのですが。。

とはいえ、いろいろな具体事例が豊富に書かれていて、勉強になります。

結論としては、経営を数値、科学的につきつめていきすぎると、本来目指す方向に会社は進んでいかない。対話と関係性を何より重視した人間的な経営を目指していこう、というもの。

自分が学んできた「マネジメント」は、まさにそのような「人間中心」の前提に立ったものなので、特にそのコンセプトには新たな発見はありませんが、強く同意できるものではあります。

具体事例に沢山触れて、自社のケースを考えたいという人には、おすすめの一冊です。
ぜひ、読んでみてください。
勉強会などやりたいテーマですね。

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