ドラッカーの「経営者の条件」という著書に、
「成果を上げる経営者の8つの習慣」
という項があります。
そのうちの最初の2つが、以下です。
1. 「なされるべきことを考える」
2. 「組織にとって何が最も大切か、考える」
最初の「なされるべきことを考える」。
分かりにくい言葉ですね。
二つ目の「組織にとって何が最も大切か、考える」
ともつながっていますが、
「今、自社にとって、最も大切で、なされるべき最も優先順位の高いことは、一体何だろう」
と経営者が、じっくり自問することの大切さを語っています。
ある企業のお手伝いでも、
この言葉をベースに、昨日社長と話し合いました。
いろいろやりたいこと、やるべき課題はある。
魅力的(そうにみえる)話も沢山ある。
修正しないといけないことも山ほどある。
けれど、
「いま、我が社にとって最も大切なことってなんだろう?」
という問いを深く考えることで、
おのずと、「最も大切なこと」にグッと「フォーカス」が効いてくる。
そのように思うのです。
それが、リーダーの強い思い、言葉、行動になって、
社員にも強く伝わっていく。
そんな気がしています。
(夜のみなとみらい)