子供が危ないことをしたり、失礼なことをしたり、集中できていなかったりすると、叱ります。
しかし、ここ最近、「1ミリ」くらい自分も親として成長したのか、
「子供の言い分も聞いてみよう」
と考えられるようになりました。
「大人の(自分の)気持ちとしては、これをやってもらいたかったのに、やってもらえなかった」
と考えるのではなく、
「子供の視点に立つと、なぜそうしなかったのか」
と考えてみる。
そうすると、
「ああ、たしかに、子供も人間だから、〜という理由で、モチベーションと集中力が上がらなかったのかも」
と考えられるようになる。
ある児童心理学の専門家が言われた言葉が、とても印象的でした。
「子供は目的がなければ、目的に共感できなければ、動きません。特に、その目的を『好きだ』と心から思わなければ、子供が自発的に動くことはありません。」
こんな言葉だったと思います。
子供に限らず、人は、機械ではなく生き物。
どんなにやらせようと思っても、そこに前向きな感情やモチベーションがないと、動きませんね。
自分の感情を一方的に表現するのではなく、相手の視点からものを考えてみる。
そうすることで、様々なコミュニケーションと相互理解がぐっと進みやすくなる気がします。
(写真は、鎌倉のホテルから)