満員電車で 〜まわりの人を思いやるということ〜 #525

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一昨日の東横線。

みなとみらい〜中目黒。電車が遅れていたこともあり、かなりの混雑。

途中、自由が丘で、小学校5、6年生くらいの男の子が2人、満員電車に乗って来た。

身体を入れようとしても、なかなか乗れない。男の子たちの顔がゆがむ。

しかし、大人達は、中に入ってスペースを空けてあげようとする様子はない。(中は比較的スペースがあるけど、ドア付近は殆どスペースがない、よくある状態)

大丈夫かな?と心配になる自分。

「すみません、子供がドア付近にいるので、中に詰めてあげてもらえませんか」

そんな一言が、言えない。

そうこうしているうちに、1人の男の子が、

「ダメだ、降りるわ」

といって、電車から降りた。もう1人の子は不安そうにまだ電車の中に身体がある。

そうこうしているうちに発車。

中目黒で電車がとまって人が沢山降りた時、乗っていた方の男の子に、

「ぼく、大丈夫か?お友達と離れてしまって大丈夫か?」

と声をかけた。

「はい、大丈夫です」

と少し安心した顔の男の子。

「そうか。いま、電車すごく混んでいるから、気をつけろよ。」

とまた声をかけると、

「はい」

という返事。いい子だ。

この朝の光景。いろいろ考え、また反省させられた。

子供が小さい身体を入れようとしているのに、守って入れてあげようともしない「大人」たち。

そして、なんだかんだ言いながら、最初に「入れてあげて」と声をかけられなかった自分。

他人のことを気にする余裕もないくらい忙しいのか、と苛立った自分。それは他人にではなく、自分に向けられた怒りでもある。

どんなに忙しくても、気分が落ち込んでいても、まわりの困っている人に少しでも気を配れる人間でいたい。

満員電車

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