一昨日の東横線。
みなとみらい〜中目黒。電車が遅れていたこともあり、かなりの混雑。
途中、自由が丘で、小学校5、6年生くらいの男の子が2人、満員電車に乗って来た。
身体を入れようとしても、なかなか乗れない。男の子たちの顔がゆがむ。
しかし、大人達は、中に入ってスペースを空けてあげようとする様子はない。(中は比較的スペースがあるけど、ドア付近は殆どスペースがない、よくある状態)
大丈夫かな?と心配になる自分。
「すみません、子供がドア付近にいるので、中に詰めてあげてもらえませんか」
そんな一言が、言えない。
そうこうしているうちに、1人の男の子が、
「ダメだ、降りるわ」
といって、電車から降りた。もう1人の子は不安そうにまだ電車の中に身体がある。
そうこうしているうちに発車。
中目黒で電車がとまって人が沢山降りた時、乗っていた方の男の子に、
「ぼく、大丈夫か?お友達と離れてしまって大丈夫か?」
と声をかけた。
「はい、大丈夫です」
と少し安心した顔の男の子。
「そうか。いま、電車すごく混んでいるから、気をつけろよ。」
とまた声をかけると、
「はい」
という返事。いい子だ。
この朝の光景。いろいろ考え、また反省させられた。
子供が小さい身体を入れようとしているのに、守って入れてあげようともしない「大人」たち。
そして、なんだかんだ言いながら、最初に「入れてあげて」と声をかけられなかった自分。
他人のことを気にする余裕もないくらい忙しいのか、と苛立った自分。それは他人にではなく、自分に向けられた怒りでもある。
どんなに忙しくても、気分が落ち込んでいても、まわりの困っている人に少しでも気を配れる人間でいたい。