組織で成果を上げる「部門長」の特徴 #511

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前の投稿とも関連しますが、

組織で成果をあげられる、優れた部門長、マネジャーの特徴ってどんなことかな?、と考えました。

いろいろな組織や職場の人たちからヒアリングして、ある一つの「イメージ」が見えてきました。

それは、

「とても信頼され、尊敬されているけれど、暇そうなひと」

というイメージです。言葉が適切かわかりませんが・・
ペンと手帳だけ持って、部下との対話や重要な意思決定にだけ、時間をたっぷり使っている人。

そんなイメージでしょうか。

ペン

当然、尊敬や信頼がないのに、単に暇そうな人は「あの人一体なにやってんの??」となってしまう。
単に暇そうなだけではダメ。

その人間性、目的意識、戦略性、実績、知識、判断力、勇気、倫理観、価値観などがメンバーに伝わって、

尊敬や信頼を集めている人は、その存在時代が組織の求心力になり、精神的支えにもなる。そこが大切。

さらに、その人が「わさわさと仕事に追われていない」ことが大事。

ある意味、「暇そうで、いつでも助けを求めたり相談できる人」というのがポイント。

実際、部門長は、現場の実務で動き回ることではなく、

・メンバーのモチベーションや仕事への主体性を高める事
・ばらばらになりがちな目的を共有していくこと
・困難な時に相談に乗ってあげること
・組織全体のリスクを俯瞰して、その打開に備えておくこと

などが大切な役割。部門長がこれをできなければ、組織はバラバラになりやすい。
やってみると、想像以上に「時間がいくらあっても足りない」大切な役割なのです。

だからこそ、「一見ひま」に見えることがとても大切。本来のマネジメントの仕事に集中できる、という意味で。

けれど、組織では「自分は暇に見られたくない」という考えのリーダーが多いので、なかなか難しいのも事実です。
妙なこだわりを棄てたら、もっと組織全体として成長するのに、と思います。

「信頼され、尊敬されているけれど、暇そうなひと」

こんな部門長が数多く現れてほしいと思います。

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