理想の組織運営とは #510

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先日も、ある企業の事業部長研修で話題になったテーマ。

管理をしすぎても、自発性・創造性を奪う。
かといって、自由すぎても、一体感が失われる。

では、どうすればよいのか?
理想とする組織づくりのイメージとは?

ここで、ドラッカーの、

「共通の目的と自己規律によるマネジメント(Management By Objectives and Self Control)」

について学び、議論しました。

この考え方は、ドラッカーの著書の中にも詳しく書かれています。

Management

結局、ある程度の規律も必要だし、目的に対する一体感も必要。
それを同時に満たすのが、上記の「MBOSC」の原則です。

自由であるだけでなく強い目的や意義、使命感の共有があること。その目的達成が自由の前提になっていること。
そして、ルールは最低限なものにおさえ、可能な限り「自己規律」にゆだねること。
目的の強い共有、腹落ち、により「言われなくても自ら規律する、自らにルールを課す」状態を目指すこと。

これが最も生産的で創造的で、働き手のやりがいが高まりやすい組織のイメージ。

もちろん、これは理想の組織像。
けれど、多くのマネジャーが「理想の姿」自体が見いだせなくて困っています。

まずは、「目指す姿、理想は何か」を明確にすることが大事。

その理想像と比べることで、「自分たちには今何が足りていないか、どうすればより良く変われるか」が見えてきます。

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