世の中、中小企業や、ファミリー企業が再注目されている。いろいろな意味で。
大企業の市場独占や、素晴らしいベンチャーが上場してマネーゲームにさらされておかしくなる現実をみると、本当に、今こそ中小企業、小規模企業の時代だと思う。
もちろん上場して資金調達する意義も大いにある。
しかし今は上場以外にも多様な資金調達方法があるのも事実。
またそもそも、知識資本の時代。健全な成長を続ける上で、どこまで莫大な資金調達が必要なのだろうか。その先に持続的に繁榮する経営のイメージがあれば良いのだけれど。
そんな中、3月14日の日経朝刊のこの記事に、大共感。
200年以上続く企業数は日本が世界1位。2位はドイツ。これはよく知られている。
しかし、このヘルマン・ジモン氏によると、世界シェア3位に入る中小企業は、ドイツに1300あるのに対し、日本はわずか220社だという。
日本には素晴らしい中小企業があるのに、世界に堂々と売りこめている会社が少ない。
左の枠線にある「経営の根本 変わらず」のコメントもまさにその通り。経営の根本は変わらない。
日本の素晴らしい中小企業が、世界の顧客に自ら価値を届けること。もちろん語学も大切だけど、その前に日本企業として、日本人として世界に何を伝え、届けたいか。
まずそれが大切だと思うし、それこそが世界が日本企業に期待していることではないだろうか。