映画「杉原千畝」を観て、日本人の果たすべきリーダーシップについて考えた #558

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前々から観たいと思っていたこちらの映画、今朝観ました。

杉原

1940年、リトアニアのカウナス日本領事館にて、ポーランドからナチス・ドイツの迫害を逃れてきた大勢のユダヤ人に、日本を通過するビザを発行した杉原千畝さんの人生を描いた映画。

実に2,139枚のビザを発行し、6,000人の命を救い、その子孫が世界で40,000人暮らしていると言われています。

映画では、ビザ発給だけではなく、当時の混乱した世界情勢の中で卓越した諜報活動を行った杉原さんの大局観と分析力の鋭さも表現されています。

映画を観ながら、率直に感じたこと、考えたこと。

・戦争や独裁の異常さ、残酷さ(そしてそれは、80年前と変わらず、今も世界で起きているという現実)

・日本軍部の戦略性のなさと暴走

・究極のジレンマの中で、自身の「価値観」「倫理観」がいかに大切か

・日本人が、混沌とする世界の中で発揮しうるうリーダーシップのあり方

特に最後に書いた「リーダーシップ」については考えさせられました。

当日の日本人。卓越した外国語を操り、堂々と世界と接し、世界に対して自身の考えや理念を伝えようとした人たちが確かにいました。

世界は今も混沌とした時代を迎えています。対立するイデオロギーの中で、

「日本人として、そして一世界市民としてはこう考える」

と堂々と英語で伝えられるリーダーがますます求められる気がします。政治においても、ビジネスにおいても。

日本という国の持っている価値観には、世界に対して重要なメッセージを伝え、世界からリスペクトしてもらえる要素が、実は沢山あると思うのです。

杉原さんの功績を、単に「偉大な人がいた」で終わらせるのではなく、我々これからの世代のリーダーがますます生かしていく必要があるのでしょう。

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