本日は、講師メンバーの一人として関わらせていただいている、
六本木ヒルズアカデミーヒルズ主宰のアントレプレナーシップ醸成プログラム
HIP (Hills Ignition Program) スクール
の第4回目、「アントレプレナーシップ(起業家精神)」でした。
講師は、ドラッカー・スクールの1年先輩で、Babson 大学准教授の山川恭弘さん(通称Yasuさん)。Babson といえば、言わずと知れたアントレプレナーシップ教育の分野で全米ナンバーワンのスクール。そこで日本人としては本当に稀な「Tenured (終身在職権)」をとっているのだから、Yasuさんという人は本当にすごい。
講義も、英語と日本語を織り交ぜるスタンス。
「アントレプレナーシップとは何か?なぜ大切か?」
ものすごく気づきが多い講義でした。
聞きながら、印象に残ったことや感じたことを、以下率直に。
1.変化がない社会、変化がない組織は、そこに「不満」「停滞」「滞留」「不健全な利権」が生まれやすい。だからこそ、「アントレプレナーシップ」を発揮し、世界をより良いものに進歩・変化・成長させていく動きが不可欠なんだろう。(自分の解釈)
2.失敗を恐れないこと、自分の精神的な「壁」を超えていくことが必要。
3.Fun theory – 楽しい、という感覚が大切。楽しさにより、人は動く。
4.Entrepreneurship of all kinds (Babsonの基本精神) — アントレプレナーシップは人生のあらゆる領域において発揮できる
5.アントレプレナーシップは天賦の才能ではない。学ぶことができる。(ドラッカーも言っている)
6.自分自身が一体何者か?自分がどんな願望、情熱を持っているか?自分が達成してきたことと、その中で活用してきたスキルや強みは何か?自分自身を知ることが、起業家精神を発揮する上でものすごく大切。
7.自分を知り、そして足りない部分は、パートナーや仲間の力を借りる。良いチームを築くこと。
8.凝り固まったFixed Mindset ではなく、発展的なGrowth Mindsetをもて。(狭く、小さいことに悶々としていてはいけない!)
9.今あるリソースに縛られず、やりたいことを追求する。それがアントレプレナーシップ。限られたリソースでも、小さい行動を起こしながら、人の力を借りながら、リソースを大きく増やしていくことができる。
10.まず行動すること。そして成功でも、失敗でも、行動から学び、さらに発展させていくこと。
講義の最後の言葉は、特に印象に残りました。
Do what you love.
Love what you do.
老若男女問わず、そして規模を問わず、皆がこれを少しずつ実践すれば、社会はより良くなるね。
Yasuさん、ありがとう!