多くの人の前で話す時に大切なこと

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仕事柄、研修、プレゼン、講演など、比較的大勢の人の前で話すことが多いです。

私自身は、多くの人の前で話をしても、あまり緊張することはありません。
けれど、多くの人達に話すということは、何回やっても「改善点」が見つかる、深いものです。

・資料に頼り過ぎて、本当に伝えたいことが伝えきれない。
・話す内容を詰め込みすぎる。
・相手が知りたいことより、こちらが伝えたい事を出しすぎる。

などなど、「ああ、ここは直さないと」と思うことが多々あります。
日々、修行と進化なわけです。

どうしても、「話す側」からすると、「いろいろな情報を持っている事をアピールしたい」という誘惑にかられます。

けれど、私が大勢の人の前で話す上で、最も大切な成果は、「情報を伝える」ことではありません。

大切なのは、

「聞いてくれた人が、少しでも良い方向に行動を起こせるよう、良い影響を与えること」

だと思っています。

であるとすれば、話す「内容」を決める前に最も大切なのは、

「自分自身が信念を持って、どうしても伝えたい事は何か」

を最初に明確にすることです。

経験上、一つの大切なメッセージを伝えるのに、最低でも1時間以上はかかるような気がします。1時間の話の中で実例や理論など、様々な切り口で話すとしても、伝えたいテーマは一つでなければいけません。

一つに絞る勇気を持つ為に、なおさら「自分と対話して、何を伝えたいのかを明確にする」ことが不可欠だと思います。

多くのことを伝えようと盛り込み過ぎた時よりも、シンプルに重要なテーマをじっくり深堀りして伝えた時の方が、圧倒的に聞き手の評価は高い気がします。

自分自身がどう思おうが、プレゼンテーションで大切なのは、相手が受け止められたかどうか、ですからね。

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