「PRESIDENT NEXT」 という新しいビジネス誌の創刊号の特集記事を監修させていただきました。この雑誌は、かなりユニークです。
・「ビジネスマン/ウーマンに必要とされる『教養』」
を
・全て「漫画」で表現する
というコンセプト。
ありそうでなかったスタイルですよね。
創刊号のテーマが「ドラッカー」、漫画のストーリーが「猫が、ドラッカーを学んだら」というものでした。企画を聞いたとき、よく意味が分からなかったのですが(笑)、編集長やライターさんたちのすさまじい「勉強量」「学習スピード」「ぶっとんだ発想力」(しかし)「本質を的確にとらえる理解力」に脱帽。私の著書もすり切れる程読んでいただいて、とても有り難かったです。
クリエイティブでプロフェッショナルな人達と一緒に仕事ができるのはこんなに愉しいものか、と再認識できました。
監修の延長で、こちらのサイトでもインタビュー記事を掲載いただいています。
タイトルは、ドラッカーが教える「理想の上司の条件」。
⇒記事はこちら。
このように、私がメディアで発信させていただくとき、多くの場合やはり「ドラッカー」というキーワードが多くなります。学んだ経営大学院コースの創設者がドラッカーですから、当然でしょう。
しかし、率直に言えば、ドラッカーが何を言っているか、が大切なのではありません。ドラッカー本人も我々学生に語っていたように、(ドラッカーという名前ではなく)「どのようなマネジメントを目指せば組織は成功するのか」「マネジメントにおいて外してはいけない基本原則は何か」こそが大切です。
なので、私が伝えたいのも、「ドラッカーが何を言っていたか」ではありません。ドラッカーという「思考のフレームワーク」を使って物事を見るといろいろな課題や可能性が整理できるのは間違いありません。しかし、最も大切なのは、そのフレームワークを土台に、如何に現場の生の課題を解決して「実際に成果を上げて」いくかということ。解決策はその組織の状況や性質にあわせて、様々な形が有り得ます。
このことを、これまで同様、これからも忘れずに「現場」で精進し、勝負したいと思います。
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