昨日は、ドラッカー・スクール同期の後々(ごご)朋広君がオフィスに来てくれました。約2時間半!コーヒーと茶を飲みながら、意見交換しました。
後々は、経済産業省で官僚としてキャリアを積んだ後、現在リクルートで事業のマネジメントをしています。
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ほんと、「どんだけ、知識・教養が頭の中に入ってて、整理されているんだ、こいつは!」と昔からいつも驚かされます。留学時から、同じエリアに住んでいたこともあり、彼と議論を始めると真夜中まで止まらない、ということもしばしばでした。生きる大辞林みたいな奴です。ただ、普段会って話すと、そんな感じなく、アホっぽいのですが(笑)。
さて、昨日の話題の中心は、お互いの関心テーマでもある「デザイン思考って要はつまりなんなの?」ということでした。
昔も今も、人間が「何らかの問題を解決したい」と考えることに差はありません。
会社で言えば、「売上を増やさないと」「3年後の事業の種をまかないと」と思うでしょうし、
個人では「自分のキャリアアップを図らないと」「年収を上げないと」と思うかもしれません。
けど、その解決の為の有効なアプローチは、随分昔と変わって来ています。
■論理的な線形思考 ⇒ 非線形的な、システム思考やパターン認識へ
■業界ライバルと差別化する競争戦略 ⇒ 全く新しい業界を自ら創るイノベーション戦略へ
などなど。
・「新しいWebサービスを始めるけど、どうすればよいか」
・「新商品・サービスを考案したいがどうすればよいか」
・「学校の人気を高め、もっと生徒を集めたいがどうすればよいか」
といった課題に対し、上記のような「従来型」のアプローチでは、限界です。実際、それは僕も、ビジネスの現場でいつも痛感します。例えば、学校の生徒数を増やしたい場合に、他のライバル校との差別化ばかり考えても限界があり、「学校」というものに無意識に持っている認知や、枠を一気に取り外してしまうような発想が必要だと思うのです。実際に、成長している学校の経営者は、
「え、学校でこんなことまで教えるなんて!」
「こんな面白いプログラムに(子供だけでなく)両親まで参加できるなんて!」
といった、革新性にあふれています。
つまり、デザイン思考とは、自分で勝手に定義すると、
「自分自身の現在の理解、認識、判断の『枠』を一旦破壊し、まったく新しい『組み合わせ方』を考案すること」
なのかな、と思います。
そんなことを後々君との「デザイン思考って?」の議論からじっくり考えることができました。
語ると長くなってしまうので、今日はこの辺りで。
後々、いつも刺激をくれて、有り難う。またいろいろ教えてください。
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