現在受けている心理学講座も、残すところあと2回。一回まるまる3時間以上の講座を集中的に十数回受けるのは、なかなか大変。しかし、勉強になることが多いです。
先日扱ったのは、「未来心理学」というテーマで、いわゆる「トランスパーソナル(自己の意識を超えた、無意識領域の)心理学」の領域。
「これは、宗教やオカルト的なものと混同されることが多いので、なるべく合理的に、科学的に話します」と講師の先生。
聞けば、なるほど、れっきとした心理学の研究対象なんですね。
人間の行動や選択、はたまた出会いや出来事を決めていることの多くが、「意識」という階層ではなく、その下の「無意識」的な階層の心理から生まれているというもの。
心理学者のカール・グスタフ・ユング(1875〜1961)は、「無意識には、個人的な経験とは関係のない、民族や人類の誰もが共有している無意識層がある」と考えたとのこと。この無意識を、「集合無意識」と呼ぶらしいです。
この無意識層で人間同士がつながっているので、
・なんとなく考えていた人から電話がかかってきた
・昨晩寝る前にイメージしていたことと同じような出来事が起こった
といういわゆる「シンクロニシティ(共時性)」
や、
・初めて訪れた土地の風景になつかしさを感じる
といった「デジャヴ」(既視感)
が起きると言われます。
うーん興味はあるものの、講師も言われていたとおり、なかなか「科学的」には説明しきれない領域ですね。
ただ、しかし、最近特に自分に「シンクロニシティ」はよく起こります。
この人とそろそろ連絡とりたいなー、と思っていたら、その人から連絡があったり。これは、本当にある。
ちなみに、wikipediaによると、シンクロニシティとは、下記の定義です。
「シンクロニシティ(英語:Synchronicity)とは「意味のある偶然の一致」のことで、日本語訳では「共時性(きょうじせい)」とも言う。非因果的な複数の事象(出来事)の生起を決定する法則原理として、従来知られていた「因果性」とは異なる原理として、カール・ユングによって提唱された独:Synchronizitätという概念の英訳である。 何か複数の事象が、「意味・イメージ」において「 類似性・近接性」を備える時、このような複数の事象が、時空間の秩序で規定されているこの世界の中で、従来の因果性では、何の関係も持たない場合でも、随伴して現象・生起する場合、これを、シンクロニシティの作用と見なす。」
引用元:シンクロニシティ-Wikipedia
分かったような、分からないような(分からないですね 苦笑)。
いずれにせよ、意識だけのアンテナでバリバリと仕事や生活をするだけでなく、無意識の領域を研ぎすませるように、リラックスしたり、深呼吸したり、ゆっくり何も持たずに散歩をしたりする、ということが大切なのでしょうね。
もう少し、勉強してみます。
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