今日は、様々な優秀な方とのディスカッションから、貴重なインスピレーションをいただいている日。
午後は、ヒット書籍を数多く手がける編集者の方とのディスカッション。
その中で、いわゆる「マジックワード」が話題に。
マジックワードとは、企業の現場でものすごくよく使われているけれど、実はあまり本質的な意味が理解されていない言葉。
例えば、「イノベーション」「ダイバーシティ」「グローバル化」「ビッグデータ活用」「働きがいの高い職場」「チームビルディング」「「生産性向上」・・などなど。数え出せば沢山ありすぎて、きりがない。
特に、「イノベーション」なんてよく使われる言葉だけど、
「明確な定義、意味」を持って使っている人は殆どいない。
明確な意味・定義づけができているとはどういうことだろう。
ディスカッションから見えた共通見解は、
「それが実現できた結果の状態が『ありありと』イメージできているか?」
ということ。
例えば、イノベーションができた暁に、具体的にどんなことが変わり、どんなものが生まれているイメージか?
「ダイバーシティ」(多様性)がある状態とは、どんな状態で、またそれが企業経営にとってどんな具体的なメリットを生みだすと思っているか?
こういうことがありありとイメージできなければ、いくら奇麗な言葉を使っても、「自分にも、相手にも伝わらない」。
伝わらなければ、実現はしない。
結果のイメージ、具体的なゴール。
それが一体何なのか、が大切。用語はそれを表現するための記号にすぎない。
結果のイメージを明確にして初めて、その言葉の本当の、本質的な意味を伝えることができて、実現に向けての強い推進力が生まれる。
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