昨日は、あの東京オリンピックの招致プレゼンを裏方で支えた、マーティン・ニューマンさんとの共著で「パーソナル・インパクト」を出版された、小西あおいさんと1時間ちょっとお話しさせていただきました。
ご存知の方も多いと思いますが、東京オリンピックの招致プレゼンは、英国人コンサルタントのニック・バレー氏がシナリオ面を指導し、マーティン・ニューマン氏がその「表現」方法を指導しました。同氏は、あの「お・も・て・な・し」の演出サポートをされた方でもあります。
今回お会いした小西さんも、オリンピック招致のプレゼン指導でマーティン・ニューマン氏と共に大活躍された方です。
プレゼンテーションにおいて最も大切なこととして、小西さんは、
「その人らしく、演技や無理をすることなく、ありのままに表現する」
ことと語ってくれました。
英語の発音が多少悪くても、言葉が洗練されていなくても、語る人本人のありのままが表現されることが最も優先されるべきことだったと言います。
そして、上記書籍にも書かれていますが、「話し方」において大切なのは、
① シンプルに
② パーソナルに
話す、ということだそうです。
難しい言葉を使わずに、シンプルに、ストレートに。
そして、自分という人間の感情や経験を織り交ぜて、パーソナルに。
このように話すことが最も「伝える」上で大切なのだそうです。
確かに、有名な故スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学卒業式でのプレゼンなど、まさにそうですね。シンプルな話し方だけど、自分の経験や信念がしっかりこめられているから、多くの人にメッセージが届きました。
私自身、最近仕事で「プレゼンテーション」支援のコーチングをさせていただく機会が多いです。組織のリーダーが、自分の信念、情熱、目指す姿を伝えきる為に、まさに
「自分自身の、ありのままの思いを、自身の経験や感情を織り交ぜて、率直に語る」
ことの大切さを実感しています。
精緻なマーケティング手法を駆使するよりも、多くの人の心を動かす力が、プレゼンテーションにはありますね。小西さん、ありがとうございました。
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