この映画の原作小説を読みました。
「きみはいい子」(中脇初枝さん著)
空港で何気なく買い、米国出張からの帰りの飛行機の中で。
子供の目線、子供の視点で、大人の言動を描いている。
そして、子供に接する親達の、素直な感情や葛藤も。
短編小説なので、老人の視点で書かれているものもある。
ちなみに、老人の編で印象的だった言葉は、
「最近の若い人は皆早口で、なかなかコミュニケーションできない」
というもの。分かる気がする。現代人は、とにかく忙しく、焦っている。
それが、子供達への言動にも出ているのかもしれない。
虐待の描写も出て来て、ややきついが、親として、子供への接し方を考えさせてくれる一冊。
より愛情を表現し、子供を尊重して、生活していかなければいけないと考えさせられた。