いろいろと公私ともに、イライラしたり、感情的になりそうなことってありますよね。私は独立して仕事をしているので、大企業で勤務する方ほどはそういうストレスはないのかもしれません。
しかしさすがに、この年齢になると、公私ともにいろいろあるものです。
メール連絡の内容の意図が掴めなったり、言葉足らずだったりで、大事な情報がつかめない、無駄に時間をとられてしまう時など。ついつい感情的に怒りが出そうな時もあります。生来、どちらかといえば「せっかち」「いらち」な方なのかもしれません。
そんなとき、自分の感情のマネジメントをする上で、大切にしていることがあります。
① 目を閉じて、呼吸に集中する。瞑想に近い状態になる。
② 落ち着いてきたら、自分の「感情」にラベルをつける。「いらいらしているな」「怒りを感じているな」など。
③ 最後に、「推論のはしご」を登るのをやめて、手放す。
ということ。
特に3点目の「推論のはしご」が大切かと思います。これは、ピーター・センゲという有名な経営学者が唱えた「学習する組織」の中に出てくる概念です。
感情的になり、自分自身の頭の中で勝手に、相手の心の中や意図についてのネガティブな妄想をふくらましてしまうこと。「あの人は、こんなことを考えて、こんな手抜きをして、こういう状態を生みだしたんだ」といった具合に、勝手に自分の中で妄想した「推論のはしご」をつくって猛スピードでそのはしごを登って行くという喩えです
この推論のはしごを登ってしまうと、現実にはそうでないのに、意識の中で勝手に相手を責める気持ちや怒りがこみあげてきてしまいます。
そうならないために、「ああ、今、俺は推論のはしごを登っていたな」と客観視することが大切。
そうすることで、心がすっと落ち着いてネガティブな感情がすっと抜けいきます。
ぜひ、今後も意識していきたいです。
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