セミナー2日目。
一日目よりもさらに、皆さんもいろいろな意見を出していただき、有り難かったです。
ドラッカーの経営学は、「マネジメント成功の基本原則」を示しているので、疑問、意見、自分の経験・体験などをぶつけあってはじめて、その「本質」が見えてくるもの。なので、一方的なレクチャーよりも、「対話」が適したスタイルです。
今回、大企業に勤めている方、起業家、デザイナー、ナレーター、司法書士、コンサルタント、ITのエンジニアなど、様々なバックグランドの方に参加いただきました。
2日間、「ドラッカーの経営学(マネジメント)の主要テーマとその本質とは」につき、講義&議論しました。
ドラッカーの難解な本を読むことから入ってしまうと、なかなか理解が進まない。書籍は沢山買ったけど、本棚にしまって出した事がない。そんな人が多いと思います。実際、今回の参加者の方も殆どの方がそうだとおっしゃっていました。
今回のセミナーでは、「ドラッカーという人はこういう人生を生きて、こんなことに問題意識を、そして希望を見いだして、こういうことを言いたかった人ですよ」ということを中心に、主要テーマを解説させていただきました。
ドラッカーの理論の「力」は、学べば学ぶ程、自分が迷ったり悩んだりした時に、耳元で大切な「助言」を与えてくれる、そんなところにあると思います。なぜそれが力になるかと言うと、単純に経済・企業経営の観点からではなく、歴史、哲学、文化、倫理など幅広い「リベラルアーツ」的視点から「本質」をメッセージとして伝えてくれるからかな、と思うのです。
「事業の方向性で悩むとき」
「組織や人との関わりで迷うとき」
「仕事で葛藤があるとき」に、
「この問いを考えてみたら?」とそばで教えてくれて、自分に進むべき方向性を教えてくれる、そんな存在かもしれません。
難しい理論ではありません。聞かれた方が「非常にシンプルなことを言っているのですね」と皆さん言います。シンプルな原則が、大企業、中小企業、ベンチャー、非営利組織、病院、学校、自治体など多くの組織で広がって実践されて、成功につながることを願っています。
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